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65歳から受取る老齢基礎年金は満額で月額約6万6000円(H18年度価格、以下同じ)です。生活するには厳しい額ですね。少しでも年金額を増やす方法があればと思うのは誰も同じです。
>>40年加入して初めて満額年金を受け取ることができます
国民年金を受け取る権利は原則25年以上加入していることですが、25年間では月額約4万1000円しか受け取ることができません。20〜60歳までの40年間加入で満額の年金を受け取ることができます。国民年金制度は昭和36年4月からです。その時点で20歳を超えている人は60歳までの期間加入すれば40年未満でも満額の年金を受け取ることができます。ご相談者は54歳とのことですので40年加入できる方です。ご自分の加入歴を確認してみましょう。
>>40年に満たない人は 40年に近づけましょう
保険料の未納期間がある場合は直近の2年間分はさかのぼって保険料を納めることができます。それ以前の期間は時効により納付できません。
また保険料を納めることが困難であったため免除を受けた期間がある場合は、10年間さかのぼって保険料を納める(追納)ことにより満額年金に近づくことができます。
通常60歳までで国民年金の加入は終わりますが、任意で60歳〜最高5年間国民年金に加入できます。もちろん合計年数が40年間を超えることはできません。5年間納めて年額約10万円(一生涯)増えることとなります。
>>付加年金をプラスする(少額の保険料でお得な給付)
第1号被保険者(20〜60歳未満の自営業者・学生等)や前述の任意加入している人に限り、付加保険料を納付することで年金額を増やすことができます。これを付加年金と呼びます。保険料は月額400円で、受け取り額は200円×納付月数です。例えば1年間付加保険料(4800円)を納めると年額2400円を一生涯受け取ることができます。2年間で納めた保険料を回収することができます。また付加年金は物価スライドの影響を受けません。加入するのもやめるのも自由です。
>>国民年金基金に加入する
宮里藍さんのCMが流れています。国民年金の第1号被保険者に限定されますが、都道府県ごとに1つ設立されている国民年金基金の加入員となることにより年金額を増やすことができます。加入時の年齢や口数によって掛金や年金額が変わります。詳しくは国民年金基金【※参考】に直接お問い合わせください。加入するのは任意ですが、一定の条件以外では脱退できません。また国民年金基金の加入と前述の付加年金と二重に加入することはできません。
>>66歳以降に受け取る(繰下げ受給)
65歳から受取る年金を66〜70歳までの任意の年齢まで延期することで年金額を増やすことができます。繰下げ受給といいます。増加率は繰下げた月数×0.7%です(昭和16年4月2日以降の生まれの方)。例えば65歳で満額受け取れる人が、70才から受け取る場合は月額約9万3000円に増加します。増加分は一生涯続きます。長生きできる自信のある方はご検討されてはいかがでしょう(ただし振替加算がつく方は、注意が必要です)。
■■アドバイス■■
ご自身の状態に応じて将来の年金額を増やすことはできます。早い時期から計画することにより多くの年金を確保することもできますね。国民年金基金以外の手続きは社会保険事務所にお問い合わせを。
(社会保険労務士 笠谷亜紀子・原田純代)
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