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不安を感じている方もたくさんいらっしゃるようですね。まず年金の用語のチェックから。
ご存知ない方が多いと思いますが平成9年に基礎年金番号が通知されたとき、「基礎年金番号以外の年金番号をもっている人は申告するよう」求められていました。「他にも番号があるよ」と申告した人、別の年金手続きなどでたまたま他の番号が見つかった人、社会保険庁で同一性を確認できた人などは、基礎年金番号とそれ以外の年金番号のデータを結びつけることができています(これを統合といいます)。 しかしその後も統合されなかった人のデータは今も「宙に浮いた」状態のままになっているようです。他にも入力ミスやもれなどがあると言われていて、大切な年金記録が大変な事態になっていることは確かです。
最近とくによくある質問をご紹介します。
Q1:年金手帳が2冊あるけど大丈夫?
お持ちの年金手帳の番号を確認してください。再交付などで同じ番号のものを持っているのであれば問題はありません。違う番号のものを複数持っている場合や、オレンジの手帳の「厚生年金保険」と「国民年金」の欄にそれぞれ番号が入っている場合などは、統合されているかどうか社会保険事務所で確認しましょう。あわせて自分の年金加入記録を照会してもらい、もれがないかも確認しておきましょう。
Q2:年金は20歳から加入するのに、私の加入記録は大学卒業からはじまっています。もれているの?
平成3年3月まで、学生は国民年金に入っても入らなくてもよかったのです(任意加入といいます)。加入していなかった場合は、学校卒業時点から加入している状態で問題はなく、記録がもれているわけではありません。一方、任意加入していたのに当時の記録がない場合は、統合されていない可能性がありますので社会保険事務所で手続きが必要です。なお平成3年4月以降の20歳以上の学生期間は国民年金の加入(強制)となりますので、20歳になる前から会社員であったとか海外在住であった場合などを除いて20歳から加入記録がスタートすることになります。
Q3:加入記録を調べたら、会社に勤めていた記録がなかった。どうしよう…。
基礎年金番号以外の番号が載っている年金手帳や厚生年金保険被保険者証などをお持ちではないですか?あればそれらをもって社会保険事務所で統合してもらってください。加入時の年金番号がわからない場合は加入期間の調査を社会保険事務所に依頼してください。旧姓、働いていた会社の名称、所在地、時期、期間などのメモをもっていくとよいでしょう。会社がなくなっていたり移転していても調査はできます。
Q4:どういう人が統合できていない可能性が高いの?
- 氏名の読み方が複数ある〈例:山崎(ヤマザキ、ヤマサキ)、幸子(サチコ、ユキコ)〉
- 結婚、離婚などで姓が変わっている
- 転職経験がある
などの人は同一人物であると判別できず統合できていない可能性があります。
ただこれらの人に限らず加入記録を早めにしらべておくことをお勧めします。直接社会保険事務所に行くほか、インターネットで利用登録をすることでも調べられます。また58歳時には「年金加入記録のお知らせ」が、今年からは35歳時に「ねんきん定期便」という案内が届きます(ねんきん定期便は今後対象者が拡大される予定です)。
**年金の用語のチェック**- ●年金
- 公的年金には、会社員等が加入する厚生年金保険、自営業者等が加入する国民年金、公務員等が加入する共済年金の3つがあり、今問題になっているのはこのうち政府(社会保険庁)が運営する厚生年金保険と国民年金。
- ●基礎年金番号
- 平成9年1月から導入された国民1人に1つの10桁の年金番号。それまでは、厚生年金保険、国民年金それぞれの制度ごとに年金番号を付番し管理していた。
- ●基礎年金番号通知書
- 基礎年金番号の導入時なんらかの年金に加入していた人は、その時点の年金番号が基礎年金番号となり通知された。これ以降にはじめて年金に加入した人には基礎年金番号の入った年金手帳(青色)が交付されている。
- ●年金手帳
- 年金番号、氏名、生年月日、性別等が記載されていて、加入の記録欄がある。発行時期により手帳の色はベージュ、オレンジ、青があり、年金の手続きをするときには提出することになっている。
(社会保険労務士 笠谷亜紀子・原田純代)
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