桃は古来からの仙薬 04年06月24日
今の時期、桃が店頭を飾る。桃は6月に出回るのが早生種で、7〜8月ごろには中生、晩生種が出回る。
何の争いも病気もない理想郷を桃源郷というように、古代中国人は桃には長寿の効果があるとして、仙薬としていた。なにしろ「頭が白くなっても、桃の種はまくべし」といわれるほどだ。
桃の成分は水分と蔗糖がほとんどでミネラルやビタミンは乏しい。それだけに栄養的にはあまり期待できない。ただ、繊維成分のペクチンが比較的多く、整腸作用がある。
前述したように、中国では桃への信仰が強く、漢方薬として活用している。
モモの種“桃仁”は婦人病に薬効があるとされているし、モモの葉は入浴剤に使ったり、煎じた汁で体を洗うと、あせもやただれに効くともいわれる。今の季節にぴったりではないか。
効果は別にしても、熱い時期に、甘く水々しい桃はそれだけでうれしいではないか。 |