すこやか歳時記
健康のはなし
食事編
ほとんどが水分のナマコ 05年02月24日

 冬が旬のものにナマコがある。見た目には奇妙なものだが、新鮮なナマコをぶつ切りにして酢で洗い、三杯酢で食べると、コリコリとしてなかなかの美味だ。
 漢方ではナマコには滋養補血の薬効があるとされ、がんや肝臓病などの予防になると考えられている。だから、中国料理に多く用いられる。
 しかし、成分的には見るべきものはない。ノルウェー、デンマークなど北欧ではナマコを「海のソーセージ」というが、ナマコにはソーセージほどの栄養はない。
 その92.2%は水分だ。タンパク質が100グラム中4.6グラムあるが、このタンパク質はコラーゲン繊維の結合組織であるため、消化吸収がよくない。結局は嗜好(しこう)品の域を出ない食品だ。しかし、美味だし、酒のさかなにはもってこいだ。おいしいものを食べるのは人生の喜びではないか。
 なお、ナマコの内臓の塩辛が「コノワタ」だ。これも珍味である。




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