菊の節句にレンコンを 05年09月08日
あすは「重陽」。「菊の節句」だ。陽の数(奇数)の「9」が重なるという意味で、中国では大事にされ、日本には7世紀に伝来した。長寿を願う祝日でもある。
この日にレンコンの煮しめを食べる風習がある。レンコンは穴があいていることから、「見通しがいい」として、縁起物の野菜とされているからだ。
レンコンはハスの地下茎が育ったもので、オクラなどと同じく糸を引くのが特徴だ。この切ったときに出る透明な糸の成分はムチンだ。胃の粘膜を増強して胃炎や胃潰瘍(かいよう)を防ぎ、消化不良の改善や疲労回復に効果がある。
レンコンの主成分は炭水化物だが、ビタミンCや食物繊維が多い。それだけに、腸内の活動が活発になり、コレステロール値を低下させ、糖尿病や痛風、心臓病、高血圧などの生活習慣病に役立つ。
レンコンの収穫は9月。菊の節句、つまり重陽にぴったりの長寿食品なのだ。 |