内蔵が魅力のアユ 06年05月11日
これから夏に向けて“川魚の王様”アユが食卓に乗る。年魚、香魚ともいわれるが、これは一年間の短命であること、成魚は独特の香りがするからだ。
天然アユの稚魚は河口付近でプランクトンを食べるが、五月ごろから河川を上り、石にむしたコケを食するようになる。
「アユ解禁」は土地によって異なるが、有名な岐阜県・長良川の鵜(う)飼いはきょうからはじまる。
アユは淡泊な魚なので食べやすく、滋養・強壮の働きがあり、高血圧症、心臓病にも適している。
見落としていけないのが内臓だ。苦味のある内臓には整腸薬としての効果がある。内臓を塩漬けにした“ウルカ”をお湯で薄めて飲めば、軽い下痢などはおさまるほどだ。
市販されているアユの大半は養殖だが餌の工夫などで風味が天然ものに近づいてきた。ただし、内臓を取り除いたものは歓迎できない。 |