すこやか歳時記
病気のはなし
 
夏場は貧血の敵 04年07月15日

 貧血というと、その字面からして体内の血液の量が減った状態と考えがちだが、実際は違う。血液中の赤血球が不足している。言いかえると、体内を循環する血液中のヘモグロビンの量が必要量より少なくなった状態だ。
 だから「血が貧しい」と書くのは、血が足りないからではなく、ヘモグロビンを含む赤血球が貧しているということだ。
 貧血の原因にはいろいろあるが、最も多いのが、赤血球をつくるのに必要な栄養分の鉄分、ビタミンB12、葉酸などが不足して起こる貧血だ。
 貧血になると血液が運ぶ酸素の量が足りないので、全身の組織の働きが鈍り、体調を崩してしまう。
 進行すれば、顔色が悪い、頭痛やめまいなどがする。わずかな動きで息切れするといった症状が出る。
 暑さで体力が消耗し、しかも食欲不振で鉄分など栄養摂取が少なくなりがちな夏は貧血の人には苦しい時期だ。




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