すこやか歳時記
病気のはなし
 
しぶとい結核菌 06年11月2日

 肺結核というと、過去の病気だと思いがちだが、今では勢いを盛り返している。特に、高齢者の発病が多い。
  これは高齢社会になったこともあるが、結核の全盛期に発病をしないまでもほとんど感染しており、老齢とともに体の抵抗力が落ち、生活習慣病になれば、さらに落ちて、それまで眠っていた結核菌がうごめきだすことになる。
  ともかく結核菌はしぶとい。一度は終息したかにみえた初感染の病巣内で生き続け、チャンスをみて再発することになる。
  体重減少、軽いせき、たん、血たん、胸痛、発熱、寝汗をかく、息切れなどの症状があったら検査を受けることだ。
  ただ、現在の肺結核は昔と異なり「不治の病」ではなく「治る病」だ。薬の服用で完治するから恐れることはない。
  結核菌などさまざまな細菌を発見したR・コッホはノーベル賞も受賞したが、1901(明治34)年にピストル自殺している。




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