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地上にはもともと道はなかった。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。
この魯迅の『故郷』の中の言葉がエッセイ「私のすてきな道」のスタートでした・・・・・
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奈良公園飛火野から
バスを降りるとすでに赤く色づいたもみじが迎えてくれる。
バス道路に沿って奥まった所に小路がある。私が通るささやかな散歩道である。緑の木立を数メートル進むと句碑が立っている。ゆかしく気品に満ちた場所である。両側には3本の美しく彩られたもみじが疲れた体を癒してくれる。
秋の七草の句碑を後にして、鹿と共に歩を早めて突き当たった所を左に折れバス通りを抜けると、小さな春日大社の橋にかかった。
ふと目をあげるとそこは、陽光に照らされ、まばゆいばかりのもみじの名所に出会った。人々が写真を思い思いに撮ってる所であった。
奈良市 磯部桂子
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