私のすてきな奈良の道
『道-私のすてきな道』
好評発売中!

 地上にはもともと道はなかった。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。
 この魯迅の『故郷』の中の言葉がエッセイ「私のすてきな道」のスタートでした・・・・・

わたしのすてきな奈良の道
転害門をくぐって
 転害門の横の小道をおずおずと通り抜けると、ぱっと広い道が開ける。隣りの家の犬が、声高にほえるのが聞こえてくる。がらんとした道は、道というより広場といった方が分かりやすいぐらいである。
 高貴なたたずまいの正倉院の真裏に歩いていくと数人のハイカーに出会った。右折して数分歩くと大仏殿の鴟尾が1つだけ見える。
 テニスコートがあり、健康的に日焼けした若者が、黙々とボールを打っている。その向こうに春がすみがたなびいてほんのりと紅梅白梅が眺められる。三笠山の方に道がずっと続いている。
 正倉院の正門の所まででると、ハラハラと真紅の椿が風にふかれて散り落ちた。おりしも鹿の群のギャロップが見られた。思わず立ち止まって見とれてしまった。
奈良市 磯部桂子
map

photo
前の記事へ 一覧表ページへ戻る 次の記事へ




Web版リビングダイヤル 【引き受けます】 女性のための調査 広告掲載案内


トップページ会社概要広告の掲載サーチ登録案内事業紹介ご利用の注意事項サイトマップお問合せ


当ホームページが提供する情報・画像を、権利者の許可なく複製、転用、販売することを固く禁じます。