私のすてきな奈良の道
『道-私のすてきな道』
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 地上にはもともと道はなかった。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。
 この魯迅の『故郷』の中の言葉がエッセイ「私のすてきな道」のスタートでした・・・・・

わたしのすてきな奈良の道
 平城宮跡の北の一辺が一条通りである。当時大宮人が徒歩で行き交いその賑わいは今以上であったとされる。
  その一条通りからもう一筋北側に東西にはしる道がある。復元された朱雀門を左に、生駒山を正面に望む。大極殿の復元も始まっている。
  60年ほど前、堀辰雄が「大和路」の中で東大寺の転害門から佐保路、佐紀路を柿をかじりながら歌姫の村まで歩いた道がそのまま残っている。周辺には当時をほうふつとさせる立派な門と蔵を持つ中庭の広い民家も残っている。
  私は自転車に乗ってこの道をゆっくりと走るのが最高である。帰りは正面に若草山、晴れて視界がいい時は二月堂、大仏殿が遠く眺められる。
奈良市 山本英子
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