私のすてきな奈良の道
『道-私のすてきな道』
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 地上にはもともと道はなかった。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。
 この魯迅の『故郷』の中の言葉がエッセイ「私のすてきな道」のスタートでした・・・・・

わたしのすてきな奈良の道

 懐かしい思い出
 投票を済ませて帰るこの道は、区画された団地の中の道。今は時折1人車で通り過ぎるだけの道。その道も、共に76歳で老後の生活に入った夫婦には、近くに住む孫にひ孫、それも双子の姉妹誕生の贈り物。3歳で保育園のお世話になるまで老後の健康管理と老け込まないために始めた子守り、習うより慣れよで乳母車からよちよち歩きや抱っこの世話、同じ時間に同じ道でひ孫たちの足も自然に向いた道。「双子さん」と顔見知りも増え、0歳から3歳まで4人で通ったかつてのその道。
  妻は逝って4年、3年生になるひ孫にとって、通学路でもなく行くこともないこの辺りの道は、単なる団地の道であろう。けれど私には、妻と2人のひ孫と共に歩いたこの道、懐かしい思い出を秘めたこの道。

奈良市 青葉頴雄
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