ここ2年近く、杖を片手に始めた散歩道です。そこは、住宅地の一画、37年前は、松のきれいな森で、日米合作映画「八月十五日の夜の茶屋」の撮影地でした。
イタリア料理店の前を登る短い坂道です。左手にツタの塀、右手には年中色とりどりの鉢の花を咲かせておられるお家を眺めながら、登りつめると、大阪の会社保有の所有地や森が広がります。
この夏も知人に言われ、大きな樫の木を見上げると、蛇が登っているところで、この道を横切ったと言われびっくりでした。数少ない松の木の手入れに庭師が注射をしたりと、何かの発見があります。
蝉しぐれも終わり、虫の音を聞き、次は紅葉した落葉を踏みしめ、またどんぐりや松ぼっくりと、自然がいっぱいの道です。
七十路を過ぎた年のせいか、見るもの聞くものすべてが愛しく感じられます。
この先、いつまで歩けるか、一歩一歩を踏みしめて歩いています。
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