
「鶴が羽を広げているように…」
2004.10.29掲載
![]() 入り口にある立て看板 |
その真っ白な風景に、思わず「何だここは?」と思ってしまった。深緑の景色から一転、世界が変わってしまったような、そんな不思議な感覚を覚えた。 奈良県の天然記念物にも指定されているこの景観は、なんと二上山が1500〜1600万年前に噴火した際の火砕流が、当時湿地帯か湖であったろうこの地まできて、堆積したものだという。二上山博物館学芸員の奥田昇さんは「それらが、変動で隆起し、風化・浸食して、今のような白い凝灰岩を見せる景色になった」と話す。層が縞模様を作り、ところどころ独特の流線を作り出している。全体を見渡して、近くを見てと、しばし見とれてしまった。 |
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また、名前の由来も奥田さんに尋ねると「鶴が羽を広げて休んでいるような、または群がっているように見えるから」とのこと。なるほど、ところどころ木々の緑があったりして、見る場所によってはそうも見えるのかも。まさに、スニーカーに履きかえてきて正解。奥まで見に行くには、少々の靴では危ない。その柔らかそうに見える岩の白さに囲まれると、少し汗ばむ陽気も、まるで雪国に来たようで涼しくさえ思えてしまった。傾斜を利用してお弁当を食べている夫婦もいれば、ハイキングに来た一団も。 |
![]() ここも「羽を広げた」ように見えてしまった。 ほかにも群なして見えるところも |
![]() ところどころ険しい箇所も。頂上にはカップルの姿 |
少し奥まで行き過ぎたと思い、戻る道すがら、後ろから若いカップルが「すいませーん。出口はどこですかー」と聞いてきた。なるほど、遊園地にある、発泡スチロールでできた迷路のようでもあり、デートスポットにもいいのかも。 以前から、その名前と景観は耳にはしていたが、想像以上の場所であった。緑の景色も心癒されるが、白い景色もまた、心静かになれる、そんな場所であった。(康) |
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