スニーカーにはきかえて

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けいはんな記念公園

未来型日本庭園 自然林と様式美の調和

2005.4.22掲載

奈良市内から北へ数分車を走らせると、整備された町並みが広がる。今年、都市びらきから10周年を迎える関西文化学術研究都市だ。けいはんな記念公園は、その京阪奈丘陵の中心に位置する。まだ肌寒い早春、梅がほころぶ公園へ、立ち寄ってみた。

芝生広場へ入ると、抜けるように青い空が天に広がる。大人は思わず深呼吸し、子どもは駆け出してしまうような空間だ。自然との調和・共生を基本テーマに設計された同公園は、人と人との交流も目的としている。休日には、お弁当をひろげる家族連れの姿などでにぎわう。四季折々に咲く園内の花は約100種類。目玉となる花はないが、サザンカ、ウメ、サクラ、シャクナゲと年間を通じて楽しめる工夫がなされている。

観月橋・写真
景棚から観月橋を望む。橋脚は京都の町家の格子窓をイメージ
梅の木・写真
梅がほころんでいた2月

自由に散策できる公園だが、日本庭園「水景園」のみ入園料が必要となる。平安遷都1200年を記念し、伝統的な庭園技法を駆使して設計された新しい池泉回遊式日本庭園だ。入口を入ると、水面より上約10mに架かる観月橋から園内を一望することになる。右手には最大70トンの約500個からなる巨石群、そして左手には水景棚。飛び石を渡りながら、石間から流れ落ちる水を身近に感じることもできる。毎年、中秋の名月には「観月の夕べ」というイベントが行われる。ライトアップやかがり火の点灯、演奏会などがお月見の雰囲気を盛り上げ、昨年は約2000人の入園者でにぎわった。

自然保全区域のありのままの自然林と、観月楼の様式美が調和し、独特の景観を作りだしている水景園。月明かりに光る水面はきっと美しいに違いない。現在、車椅子利用者も庭園を巡りやすいように、出入り口の場所を移動する工事が行われている。ゴールデンウィークが楽しみだ。(真)

コペルニクスの観測鳥・写真
イタリアの陶芸家フェデリコ・ボナルディによるオブジェ「コペルニクスの観測鳥」。ほかにも彫像8体が観月楼の格子組の上にある

地図

メモ

開園時間9時〜17時、木曜休園、入園料一般200円、小中生100円

▼4月29日(金)は開園10周年を記念して、水景園入園者先着100人に、花の種をプレゼント。

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