特集
春を彩るお弁当


 ポカポカ陽気の春の日。ピクニックなどに出かける人も多いのではないでしょうか。また春は新学期の季節。「4月からお弁当作りが大変!」というお母さんもいることでしょう。遠足や運動会などに付き物のお弁当やピクニック弁当を紹介します。一度試してみてはいかが?



■子どもにも大人気 運動会や遠足のお弁当  

  「お弁当作りが大好き」と話す睦さん(36歳・奈良市在住)は優ちゃん (10歳)と、この春小学1年生になる將君(6歳)2人のお母さんです。遠足や運動会などに「開けた時にあっと驚くようなお弁当を作りたい」と、いろいろな工夫を凝らしたお弁当を作ります。

■アイデアレシピ
(1)「桜の形のゆで卵」

  殻をむいたゆで卵を温かいうちに、菜ばしなど丸いはし5本で均等に卵をくるみ、両端を輪ゴムで止めて30分ぐらい置きます(図参照)。型が付くと食紅を溶かした水に漬けて桜色にします。
桜の形のゆで卵の図

(2)「キャラクター顔のおにぎり」

  形は三角おにぎりを作るように丸型ににぎります。アンパンマンとウルトラマンの顔は薄焼き卵とハムとノリ。すべてハサミで形を作ります。女の子や男の子の顔バージョンもあります。
キャラクターの顔のおにぎりとアイデアご飯の「オセロ」
睦さんのお弁当

(3)「野菜の肉巻き」

  インゲンの代わりに使っているのはブロッコリーのしん。これとニンジンをスティック状に切りゆでます。薄切り肉に巻いてショウガで味付けします。意外な緑の使い方ですが、ブロッコリーはそのままメニューとしても使えるので便利です。

(4)「リンゴのウサギ」


  お弁当に入れる時はスペースを取るので8つ切りをさらに半分に切ります。

(5)「子どもが好きなご飯」

  2段型弁当の片方をご飯にする時のアイデア。味付けノリを正方形に切り、ひたすら並べます。ご飯の間におかかのしょう油味を挟むとおいしく、「オセロ」と呼んで子どもたちにも人気だそうです。



■自家製のパンでピクニック弁当  

  春こそ、自分でパンを焼いて、ピクニックに持って行くのはいかがでしょう。
 橿原市で「パン&お菓子’s教室」を開く辻村永己子さんの提案するピクニック弁当はパン生地が子どもの好きなカレー味で、ご飯が入ってもっちり感を出した変り種パン。中にツナやハムをはさんでバスケットに入れればピクニック気分たっぷり。こね器を使って作る、家庭ならではのオリジナルパンを作ってみませんか。

■ご飯パン・カレー味のレシピ
ご飯パン・カレー味

《材料・3〜4人分》

菓子パン用粉 150g
食パン用粉 150g
イースト 6g
砂糖 21g
8g
スキムミルク 12g
カレー粉 6g
198g
有塩バター 27g
冷ご飯 90g
  1. こねる・水以外の材料をすべてこね器に入れる。イーストは粉を間に挟み、バターは5分後に混入する。20〜22度の水を入れこね器を20分回す。
  2. 一次発酵・ボールにあけ、ラップをして上からぬれ布巾を掛けるなどして乾燥しないように30度位のところで40分置く。
  3. 分割・生地を2つに分ける。
  4. ベンチタイム・分けた生地を乾燥しないように広げて球状に丸め、密閉容器に入れたりラップを掛けて20分寝かせる。
  5. 成型・麺棒や手で楕円形に薄くのばし、端から巻き潜水艦のような細長い形にする。
  6. 仕上げ発酵・34度の所に30〜35分置く。カッターなどで生地の上に縦に5本長くクープを入れ、その部分にマッチ棒サイズのバターを2本置く。
  7. 焼成・170度のオーブンで18〜20分焼く。
  8. できあがり…パンの間にマヨネーズで和えたツナと水にさらした玉ねぎ、またハム・キュウリ・トマトなどを挟む。

《注意点》
  • 生地を冷やしすぎたり麺棒をかけすぎるなど、生地に触れすぎると乾燥してしまいふんわりとならなくなります。
  • ラップを掛けたり、ぬれ布巾を何度も換えたり、水が入ったカップを横に置くなどで湿度を80%ほどに保ちます。
  • 長く焼きすぎると硬くなります。オーブンの癖を見ながら調整しましょう。
  • ご飯はモチモチ感を出すために冷えたご飯を使いましょう。
  • こね器の種類によってでき上がりが異なる場合があります。


●教室案内-『パン&お菓子's ROOM』
TEL 0744・27・5078 詳しくはHPを




■春のお花見弁当 味に変化を付けて  

  「行楽用のお弁当は、甘・辛・酸と味に変化を付けていつもより味を濃い目に」と話すのは沢田クッキングスクール主宰の澤田和子さん。毎日のお弁当は栄養を考えることも大切ですが、行楽用は好物を入れ、楽しむことを主にしましょう。

■お弁当レシピ(4人分)
「キャベツの梅巻き」

《材 料》

キャベツ 大2枚
キュウリ 1/3本
好みの漬物 少し
梅干 大1個
かつおぶし 少し

《作り方》
  1. 大きめの鍋に少しの水を入れ、沸騰させてキャベツを入れる。両面をさっとゆでてすぐざるに上げ、少し塩を振っておく。
  2. キュウリは千切り。梅干は細かく切ってかつおぶしと一緒に濃口しょう油小さじ1/2ほど混ぜる。漬物は細かく切っておく。
  3. キャベツのしんの厚いところを切り落とし包丁の背でたたく。
  4. 巻きすにキャベツを乗せ(2)を巻き込み固く締める。
    お花見弁当
「鶏の若菜焼き」

《材 料》

鶏もも肉 300g
みりん…小さじ1.5、酒…小さじ1.5、濃口しょう油…小さじ1.5
マヨネーズ…大さじ2、卵黄…1/2、パセリみじん…少し、味噌…小さじ2/3、コショウ…少し

《作り方》
  1. 鶏もも肉は1口大にそぎ切りし、Aをからめて10分置く。
  2. オーブンを180度に温め、天板にクッキングシートを敷いてもも肉を並べ、まず10分焼く。この間にBを合わせる。
  3. 10分経つと一度オーブンから出し、出た脂をふき取る。
  4. 肉にBを塗るように乗せ、もう一度180度で2分ぐらい乾かすように焼く。
★鶏の代わりに魚(鰆・鯛・鯵)でも良い。パセリの代わりに三つ葉など青菜なら何でも代用できます。



●教室案内-『沢田クッキングスクール』
(近鉄郡山駅から徒歩1分)
TEL 0743・53・2029



■毎日のお弁当作りワンポイント  

  4月から新年度。お弁当作りが始まり、どうしようかと思っている人もいることでしょう。そこで、澤田さんに毎日のお弁当作りのコツを教えてもらいました。
  お弁当を朝に一から作るのは大変。前の晩のおかずを利用するのは基本です。例えばハンバーグを夕食に作る時に、お弁当用に小さく作り、ソースもからめた完全な状態で銀ケースなどに入れ冷凍します。家庭用冷蔵庫の冷凍はそんなに温度が低くならないので、ミンチなどを手で触って雑菌の付いたものを生のまま冷凍するのはよくありません。必ず加熱してから冷凍しましょう。同じようにニンジンのグラッセや魚やタラコなども調理してから冷凍しておくと、朝は加熱するだけで一品できます。
  今の季節は気温が不安定で実は食中毒が多い危険な時期です。暑くなれば気を付けますが、「今はまだ大丈夫」と油断しがち。置く場所によっても温度は違うので十分気を付けましょう。
  まず生ものは入れないこと。ハムやソーセージ、かまぼこなどの加工品も火を通しましょう。手はどれだけ洗ってもどうしても雑菌が付いているので、おにぎりをラップで握るのも良い方法です。お弁当に入れる時はラップをはずしましょう。梅干をそのままでなく、つぶして全体にまぜるもの食中毒を防ぐのに役立ちます。お弁当の具はすべて冷ましてから入れましょう。
  「とにかくポイントは毎日の夕食をうまく使って苦にならないよう気楽に作ること」と澤田さん。時間がある時とない時で作り方を変えることも必要です。今は冷凍食品にも小分けされたお弁当メニューが多くそろい、おひたしなどの和食メニューもあります。そういった食品も上手く使いながら、楽しいお弁当作りを目指しましょう。

冷凍食品コーナー








関連リンク
パン・お菓子's ROOM



※このページの内容は2005年3月25日現在のものです。









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