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子育てしながら資格に挑戦、子育てしながらNPO活動を―。仕事も選択肢の一つですが、子育てと両立しやすい身近な地域活動から何かを始めてみようというママたちが増えています。子どもとの時間を大切にしながら、“私らしさ”も見つけたい。聞こえてくるのは、「子育てを心から楽しめるようになった」、「子どもにもゆとりをもって関われるようになった」の声でした。暮らしを見つめるシリーズ第3回のテーマは「子育て」です。 |
ママの元気は子どもの元気
「お母さんが好きなことに打ち込み、輝いていれば、それが子どもにも伝わります。ママが元気なら子どもも元気ですから」というのは大和高田市にあるたんぽぽ保育園園長の幸所準一さん(41)。 自らも専業主夫と子育てを体験しました。児童虐待防止ネットワークのセミナーにも参加し在宅の母親のストレスが虐待の一因であることを知ったといいます。 「親の関わり過ぎは子どもにとってかえって負担では? ただ、外に出ることが母親のストレスになってしまわないよう、本当にやりたいことを選んで」とアドバイスします。
合計特殊出生率は、昭和50年に2.00を下回った。 ※厚生労働省「人口動態統計」 |
育児サポートを上手に利用最近は、子育てサポートシステムも徐々に充実してきました。「勉強をしたい、活動を始めたい」という理由で利用するママも見られるとか。 下の子が2歳のときに保育サポーターの資格をとり、子育ちグループ(M'sネット主宰)の教室や依頼による有償託児ボランティアを行っている奈良市の多田美帆さん(37)。自らの体験から「家の中で一対一でいると子どものダメなところばかりが気になってしまうことも。他の人にみてもらうことで、短所だと思っていたことが、実は長所だったと気付くこともあります」と話します。ママたちからは事前の打ち合わせもきちんとあり、安心して任せられるという声も。サポートを依頼したいときは、各市町村窓口や取り組み機関に問い合わせてみましょう。 |
前向きに育児を心から楽しめるように岡部 広美さん(奈良市・32歳)
「次女(2歳)を産んでしばらくは、子どもが小さくて何もできないとウジウジしていました。そんなことを思う自分もイヤだったんです」という岡部さん。でも「できないと思うのは、子育てを理由に、やろうとしていないだけなのでは―」と、下の子が8カ月のときに託児付きのヨガ教室に通い始めました。たった1時間ですが心身ともリフレッシュできたと言います。 もともと書くことが好きだったこともあり、昨年は託児付きを利用し、市の情報誌作成者セミナーに参加。卒業制作では育児情報誌を作りました。 「以前は、自分の時間がないことにイライラし、『育児は大変、育児は疲れる』と後ろ向きの考えしかもてませんでした。でも、好きなことに集中できる時間が出来て、子育てを心から楽しめるようになったのです」 長女のときはフルタイムで働き、仕事優先。時間に追われ、逆に自分の好きなことなど出来なかったという岡部さん。「今この時間を将来に向けて生かしたい」と、子どもと図書館へ。今は、託児付きのパソコン教室を立ち上げようと、子連れで東奔西走中です。 |
パーフェクトを求めず自分のペースで村奈嘉 正美さん(奈良市・40歳)
人の役に立てればと、4年前にNPO法人「奈良フィルムコミッション」を立ち上げた村奈嘉さん。事務局としてロケ地探しや人的派遣の手配などに奔走。また、以前から続けるリサイクルショップを経営しながら、併設の空手道場も運営するパワフルママぶりです。こうしていくつかの活動を兼務し、忙しさを増し始めたときに誕生したのが、愛娘のひかるちゃん(3歳)。8年間待ち望んだ子どもでした。 「娘を背中におぶって道場に立ち、店のお客さんにあやしてもらって―」と、子育てと活動の両立をさらりと語る村奈嘉さん。 「今は人に助けられてこそ出来ています。がんばっていれば、手を差しのべてくれる人はきっといるはずですから」。そのために家族以外の、人と人とのつながりも大事にしてきたといいます。 「好きで選んだ道だから歩くことができます。でも今はパーフェクトを求めては無理。次のステップに向けて、自分のペースで少しずつでも続けて」とママたちへアドバイス。店の一角に育児スペースを設け、子どもと向き合いながら精力的に活動を続ける村奈嘉さん。「あなたがいたから何もできなかったとだけは言いたくないから」と、ひかるちゃんを抱きしめます。 |
働き方を変え地域に貢献菊地 光さん(斑鳩町・33歳)
出産前の仕事にフルタイムで戻るのではなく、助産師としての資格を生かし、子育てと仕事の割合を調整しながら、少しずつ活動の幅を広げている菊地光さん。5歳と2歳の女の子のお母さんです。上の子が1歳半になってから、アロマセラピストや思春期保健相談士の資格をとり、地域助産師として仕事を再開しました。 「病院へ再就職してしまうと急に休むことも難しくなります。周囲の協力のおかげで、子どもとの時間も大切にしながら、ゆっくりと、お互い負担にならない範囲で活動できています」。 初めは市町村から依頼される月2〜3回の家庭訪問から、その後、性教育出前講座「ハートポケット」のメンバーとしての講義活動、日本助産師会奈良県支部理事として広報誌作成など徐々に仕事を拡大中。子どもが病気のときは、地域助産師の仲間でカバーし、助け合っています。 また「仕事先には前もって子どもがいることだけでなく、動ける範囲や急病時の態勢などを具体的に伝えています。仕事によっては家で準備やまとめをする場合もあるので仕事量の見積りは多めに設定を―」との助言も。保育サポーター制度もうまく利用しながら、仕事と子育てのどちらも伸び伸びと楽しんでいます。 |
「子育てのサポートをお願いしたい」とき
◆子育てネットなら http://www.kodomo.pref.nara.jp/ |
このページの内容は2005年6月3日現在のものです。 |
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