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ゆかた売り場に行くと色とりどりのゆかたが目に映ります。まるで外国の色鉛筆を見るように、数え切れないほどの色があふれています。帯もまたしかり。柄もますます個性的になってきました。暮らしを見つめるシリーズ第4回のテーマは「ファッション」。今年の流行を中心に、ゆかたスタイルの変遷をたどります。ますます彩(いろどり)豊かになっていくゆかたを着て街に出掛けてみませんか。 |
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民族衣装として履物も自由に「ゆかたといえば、7、8月だけの町着。そんな常識がくずれてきました。今やゆかたは民族衣装。外国人参加のパーティでは歓迎され、昔のTPOと変わってきました」というのは着付け教室講師の西口千夏さん。今風にするなら、くるぶしより短く着る。襟元の詰めかげんを開けぎみに、帯にきものの帯紐使いを。結び方は昔からある文庫(ぶんこ)だけでなく、リボン、アゲハ蝶、五枚羽根など多様にわたり、帯のたれ先を屏風たたみにする変化をつけたりします。クリップ式の髪飾りをはさんで飾ります。履物も、サンダル、ミュールなどこれまでの固定概念から開放され、自由になりました。 「半襟、帯締め、アクセサリー使いなど、きもののように着こなし、おしゃれ着として出かけます」と着付けのアドバイザーの資格を持つ久井美幸さん。ブランドのゆかたを親子で着たり、若いカップルがそろってゆかたで出かけたり、楽しみ方も大きく変わってきました。
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個性を強調 好みで選ぶ若い人ほど渋いものを選ぶのが今風。柄も古風にみえますが、大柄に大胆な構図のため、着ると映えて見えます。 「まず自分が着たいゆかたを選びます。そのあとそれに合う帯をアドバイスします。今年は水玉やチェック模様の帯が加わりました」というのはイトーヨーカドーの西浦照恵さん(32)。同店では白ベースにした古典柄、2〜3年前から登場した黒地に大胆な花柄が人気です。 ゲタについてもサンダルのようなものに和風の柄、鼻緒に着物地を使ったカラフルなものなどいろいろ。レースや花柄の足袋、籠がついた巾着も自分の好みで選ぶのが主流です。
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若者に人気 少子化の影響子どものゆかたもブランド物が増え大人同様、選べるようになりました。小物も充実し、兵児帯(へこおび)の色の数も大人に負けてません。手軽に着られる甚平(じんべい)は、男の子、女の子用ともに柄が増えました。けれども、どの売り場も量的に少ないよう。少子化の影響で毎年一定量の生産になっているとか。一方でゆかたを求める人の年齢層が年々下がっている傾向が見られ、高校生ぐらいから30歳代が90%シェアをしめるといいます。学校行事などが増えていく今、やがて中学生まで年齢層が下がると考えられています。
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自分らしさの表現 洋服のように気軽に15年前マスコミにとりあげられてゆかたブームが到来しました。ブームをきっかけに、着付けが簡単で値段的にも手に入りやすく、洋服と同じ感覚で求められるものが中心になり、今でもその傾向は続いています。 ゆかたの柄は大きくなったり、小さくなったり、古典柄や花柄、幾何学模様などローテーションを繰り返しています。一方、人々の個性はますます豊かになりました。高齢者も同様で、絞りを求める人もあれば、華やかな柄を求める人もあります。流行に振り回されず、自分らしさを求める人が増えてきました。 今や、花火大会や夏祭りに出掛けるだけでなく、野球観戦や食事に着ていったり、さまざまな場面でゆかたが使われつつあります。これからはもっと気軽に、洋服感覚で楽しむ時代が来ることでしょう。
※近鉄百貨店奈良店では、7日から、ゆかた1万5750円(税込)以上購入した先着20人に8月1日までの希望の日に着付けのサービスをします |
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このページの内容は2005年7月8日現在のものです。 |
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