穏やかな風が吹き、すっかり秋めいてきました。カーテンを衣替えして、気分転換をはかりませんか。部屋を彩るインテリアとして、日光などを遮る道具として、両方の役割をもつカーテン。日本では、季節ごとにカーテンをかえる習慣はなく、新築や引越しの際に取り付けたままと言う人も少なくありません。しかし最近では、「ウインドトリートメント」という考え方が少しずつ普及してきており、カーテンを含め窓辺を装飾するアイテムが豊富になってきているようです。
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喘息やアレルギーなどの子どもがいる家ではオーガニックコットン素材のカーテンを、夜勤の人や東向きに窓がある部屋の人は遮光カーテンを―。「カーテン選びの際、色や柄よりも、素材や機能を重視する方も多いです」と香芝市にあるカーテン専門店ウエストハウス代表取締役の西川嘉一さんは話します。 ライフスタイルの変化に伴い、カーテンに求める機能もさまざま。「光触媒カーテン」は、生地に光触媒加工が施されており、シックハウス症候群の一因と考えられるVOCを低減。消臭効果もあると注目されています。また、遮熱塗料で赤外線を反射し、熱の発生と室内への進入を低減させる「遮熱カーテン」や紫外線を防ぐ「UVカットカーテン」も、心地よい生活空間を作り出すためのカーテンとして販売されています。 デザイン性の強いレースカーテンにも、特殊な機能を備えたものがあります。外から中が見えにくい「ミラーカーテン」は、プライバシー保護のために注文する人が増加。最近では「来店者で、一戸建てに住む人の7〜8割から注文を受ける」そうです。 |
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「もう少し冒険心をもって選んでもらえたら」と話すのは、オーダーカーテン・レインボーワンを運営している植田蚊帳代表取締役の植田和彦さん。多彩な商品を取りそろえていても、ベージュ系のシンプルな色味が、やはり一番人気と言います。部屋の雰囲気をがらりと明るくするにはカーテンを替えるのが効果的。ベージュ系は長い期間飽きずに使えるという理由で選ばれることが多いそうですが、「ぜひきれいな色味のカーテンに挑戦してもらいたい」と提案します。 色だけではなくデザインについても多様化しています。ドレープが美しい厚地のカーテンだけではなく、裾にバルーンのようなふくらみがあり、柔らかい印象を与えるバルーンシェードや、カジュアルなカフェスタイル、モダンなツインシェードなども登場。和室にも合う和紙のプリーツスクリーンや木製のブラインドなどは、2〜3年前から流行しており、障子替わりにつける人が増えてきているそうです。 |
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窓にぴったりのカーテンを作りたい人は、やはりオーダーメイドがおすすめです。しかし選択肢が多い分、迷いだすと切りがありません。「購入前の下準備が大切」とカラー&イメージコンサルタントの山根和子さんはアドバイスします。「(カーテンを)どのような目的の部屋に取り付けるのか、どのようなスタイルの部屋にしたいのか。ある程度のイメージを頭に描いてからカーテン選びを楽しみましょう」(イメージの描き方は特集の後半を参照)。ショールームと自宅では、スケールの違い、明かりの違い、家具テイストの違いがあります。その場で良いと思っても自宅のイメージにそぐわない場合もあります。カーテンを買う前に、まずは自分の家全体を見直すこと。確認のポイントは、(1)壁紙・フローリングの柄・色・素材(2)家具テイスト(3)部屋の広さ・窓の大きさと数などです。そして、できれば間取り図や写真などを持参し、窓のサイズなどを測っておくと参考になります。また、生地は小さなサンプルだと分かりにくいので、大きな見本で確認を。実際はサンプルよりも鮮やかに見える傾向があるので注意が必要です。 オーダーメイドのメリットは、縫製がしっかりしていること。店選びの際は、生地をゆったり使い左右の柄合せがきっちりなされているか、またアフターフォローがしっかりしているかを見極めましょう。 |
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カーテンを選ぶ際は、部屋全体のコーディネートを考える必要があります。カラー&イメージコンサルタントの山根和子さんにカーテン選びのポイントを聞きました。
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(1)ベーシックカラー
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床・壁・天井の色で部屋全体の70%を占める。 |
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(2)サブカラー
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家具・カーテンの色で部屋全体の25%を占める。 |
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(3)アクセントカラー
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クッション・小物の色で部屋全体の5%を占める。 |
(1)はすでに決まった色なので、(2)の色で季節感を出します。基本的には(1)と調和する色、または同じトーンで対比する色を選んで空間にめりはりを。(3)は面積が小さいのでビビットな色を遊びましょう。
部屋ごとにその利用目的も異なります。その部屋にふさわしい色選びをしましょう。
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(1)パブリックゾーン
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リビングなど、家族や客がコミュニケーションをとる場は、長時間いてもくつろげる淡い暖色系を。 |
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(2)セミパブリックゾーン
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ダイニングなどは、胃を刺激して食欲がます暖色系に。逆にダイエット中の人は寒色系で食欲抑制効果を狙うのも一案。 |
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(3)プライベートゾーン
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寝室は淡い色調で柄の薄いものを。子ども部屋は、幼いうちは遊びが中心なので、脳を刺激する明るい色(グリーン・イエロー・オレンジ)がおすすめ。勉強する時期には集中力がアップする寒色系が効果的。 |
好みのイメージも大切に。スタイルによって素材や色なども変わってきます。
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(1)エレガントスタイル
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上品で格調高い花柄をモチーフにしたパステル調で柔らかい印象に。 |
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(2)アジアンスタイル
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天然素材を意識したものでアースカラーが基調。大きなプリント柄もよい。 |
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(3)モダンスタイル
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白黒を基調にコントラストをきかせた配色を。小物で色のアクセントを。 |
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(4)ナチュラルスタイル
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温かみのあるパステルカラーでコットンのようなピュアな素材を。アクセントは利かせず同系色でまとめる。 |
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(5)新和風スタイル
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純ではなく少し洋風のテイストも。色は自然界にある茶系やベージュをベースにモスグリーン、藍色などをさし色にする。家具を低めにし日本風に。 |
(取材協力/東リ株式会社)
部屋に掃除機をかける前に、洋服用のブラシでカーテンのホコリを落とす。ヒダの折り山やタッセルで束ねた部分、裾の裏側などは特にホコリがたまりやすいので重点的に掃除を。カーテンレールやサッシのレールにたまったホコリなどもカーテンの汚れ原因になるので、汚れがひどい場合は、薄めた住居用洗剤を含ませた布で丁寧にふいた後、きれいに水拭きをする。
カーテンについた焼き魚などの料理やタバコのにおいが気になるときは、お茶がらをフライパンで炒め、そこから出る香ばしいお茶の香りで嫌なにおいを取り除くことができる。また市販の水性消臭スプレーなども効果的。
レースのカーテンは数カ月に一度、ドレープカーテンは半年〜1年に一度の割合で洗濯やクリーニングを行う。洗濯機で洗えるもの、手洗いしかだめなもの、水洗いができないものなど、カーテンにより取扱い方法が異なるので、必ずラベルにある取扱い絵表示を確認すること。
きれいに洗ったフックをつけ、元のカーテンレールに吊るして自然乾燥させるのが最もよい方法。あらかじめカーテンレールや窓ガラス、網戸などをきれいにしておくこともお忘れなく。吊った後は全体に軽く下に引っ張り、寸法を合わせながら全面を手でたたいてシワをのばす。水が滴り落ちてくる場合は、床にビニールやタオルなどをひくとよい。
厚手のカーテンなどを屋外に干すときは、必ず日陰干しに。この時シワにならないよう注意しよう。生乾きになったらフックをつけ、元のカーテンレールに吊ってシワをよくのばし自然乾燥させる。
必ず洗濯をしてから収納を。窓辺で屋内外の空気にさらされているカーテンは、想像以上に汚れているもの。洗濯して十分に自然乾燥を行い、ヒダ山にそって折りたたむ。少しゆとりあるビニール袋に入れて保管し、圧縮袋は使わないこと。加重を与えないよう心がけて収納しよう。
カーテンは部屋全体を左右する色の位置を占めています。慎重に色選びをしてください。逆に、カーテンを替えるだけで気分転換もはかれますので、この秋ぜひ試してみてください。
カーテン専門店 ウエストハウス
縫製工場直営オーダーカーテン専門均一ショップオーダーカーテン レインボーワン
このページの内容は2005年10月21日現在のものです。
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