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奈良県の情報サイト「ならリビング」
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| 女性の更年期は、45歳から55歳、閉経の前後におこる、さまざまな症状をいいます。顔がほてって汗が出たり、手足が冷えたり、動悸、息切れ、頭痛、めまい、イライラしたりと、人によって違います。更年期とはトンネルをぬけるようなもの。人生の節目にあたる更年期は、病気にかかりやすい時期でもあります。これを機会に、もう一度自分の体を見つめなおしてみませんか。 |
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更年期とは、成熟期から老年期に移行する間の身体の変化のこと。女性ホルモンの減少が原因です。病気のような症状が出て内科で検診を受け、異常なしといわれてから、更年期と気付くことがあるそうです。個人差で症状が軽かったり、ひどければ気力がなくなり寝込む人もあるといいます。
更年期の症状に悩んだら、婦人科医に相談するか、各地の保健所で女性相談を行っている助産師に話を聞いてもらう方法があります。
「更年期の症状は、2種類あります。1つは、血管運動障害で血流が悪く、冷えやほてり、肩が凝ったりするもの。もう1つは、鬱(うつ)といわれる精神障害。両方の症状がある人もいます」というのは高山クリニック院長の高山辰男さん(53)。更年期の症状は一目で分かるといいます。
検診を勧めてからのホルモン補充治療を行うと、ホルモン減少が原因なら、4日〜1週間で状態がよくなるそうです。辛い更年期を過ごすよりは、定期的に健康診断を受け、女性ホルモンを少量処方します。
「まず、女性健康調査表を記入してもらいます。医師が代わっても客観的に判断できるようになっています」というのは奈良県立奈良病院産婦人科部長の平岡克忠さん(60)。
病的な症状であれば、漢方薬を中心に処方することが多いといいます。精神的なこともあるので、慎重に話を聞いた上で、最終的に、患者が治療法を選ぶという方法になります。
「更年期の問題を、家族が理解をしてくれないという悩みを持っている人は多いです」というのは奈良市で更年期相談を行っている助産師の永田美智子さん。30年間助産師をしている経験からアドバイスをする永田さんは、産婦人科の医師に尋ねにくいことを相談されることが多いといいます。「更年期を迎えるときに、趣味を持ち、同じ年代の友達をみつけ、情報交換することで悩みが軽減されますよ」と提案します。 |
更年期を乗り越えるのに大事なことは、1人で悩まないこと。自分に合った解決方法は必ずあります。女性の健康に関する相談窓口は、役所内の健康増進課や、各地保健所で開設しています。電話で相談できる場合もあり、さまざまですが、利用してみるのも一方法。
また、総合病院の窓口には女性健康相談室が増えてきました。女性専門外来の役割は、話を聞いてふさわしい専門診療科を紹介すること。更年期の相談ばかりではありませんが、話をゆっくり聞いてもらうことで、不安が解消され、治療に専念できます。
「女性の健康をトータルに診るのが相談室。病気の交通整理的役割を持ちます」というのは奈良県立医科大学臨床教授医学博士の島本郁子さん。総合内科で女性専門外来をしている島本さんですが、相談者1人に対し、初診者は、30分の時間をかけているといいます。更年期の相談は1回では終わりません。再来する人は多く、何度も話を聞いた上で、治療指導を行います。 |

相談中。中が見えないようになっている |
更年期は、女性特有のものではありません。女性は、数年から10年間くらいで女性ホルモンが減少するのに対して、男性ホルモンは、加齢とともにゆっくりと減っていきます。男性の更年期は、この数年、注目されてきました。今でも、男性の更年期は表に出ない存在ですが、症状は女性と共通するものが多く、女性同様、更年期を迎えた男性を支えるため、家族の理解が必要になってきました。
「男性は、排尿や勃起の悩み、鬱症状や気力・体力低下を自覚する人が男性外来を訪れます」というのは、奈良県立医科大学泌尿器科学教室教授の平尾佳彦さん(58)。勃起障害(ED)を診る機会が多い平尾さんは、男性の立場に立って相談を受けます。EDに関する治療は、大きく発展し、70歳を超えても希望が持てるといいます。
「排尿機能がうまく働かなくなるのは、歳のせいだからと、思い込んでいる人が多いのですが、男性では、まず良性前立腺肥大症を考え、同時に前立腺ガン検診を受けるべきです」というのは奈良県立奈良病院泌尿器科部長の三馬省二さん(52)。前立腺肥大や前立腺ガンの頻度は予想以上に高いのですが、血液検査(PSA)で容易に診断できます。少しでも排尿に不安を感じたら、勇気をもって病院に行きましょう。苦痛をともなう検査はありません。 |
更年期は、誰もが経験するものです。自分やパートナーが、更年期になったとき、まずは、理解してあげることが大切。
更年期と思ったら、一度は病気を疑い、検査しましょう。更年期は、ホルモン減少の状態に体が順応していくと、体調が安定するため、いずれ終わるものなのです。
「カルチャー教室に参加しようかなあと思い出したのが、紛れもなく、長いトンネルからの脱出だったのです」misaさん(57)。当時48歳だったmisaさんは、母が他界したのがきっかけで、更年期が始まったといいます。ちょうど、更年期を迎える年齢は、子育てを終える時期でもあります。こういった何かがきっかけとなり、体調がおもわしくなくなって、気が付けば、更年期に突入しているのです。
「カラオケで友人もでき、身体も元気に。家族の理解を得て、明るく、楽しく、仲良く、これが大事ですね」竹さん(50)。
「家族の理解ですくわれました」幸さん(50)。
今回、ならリビングでは、更年期を乗り越えた人の体験談の募集をしました。その貴重な話の一部を掲載いたしました。
中には、脈が急に早くなり唇が紫色になったり、ぼーっと考え事をしたり、死にたいと思ったり、更年期についての本に書いていないような症状があるということが判明しました。更年期は、趣味、友人、家族の影響が大きいということ。その環境によって軽くなったり、重くなったり。更年期は、自分に合う方法が見つかれば、楽に越せるものです。まだまだ長い人生を、健康で過ごしましょう。 |
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| ※このページの内容は2005年10月28日現在のものです。 |
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