骨は体を守り、健康を維持するものです。曲がったり、もろくなったりすると、痛みがともない長期治療になる場合もあります。さらに簡単な姿勢ができないことがあれば、それは骨からのSOSのメッセージ。普段からの生活習慣、食事療法などを参考にして、いつまでも健康な体を手に入れましょう。
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「最近の子どものあごは退化しているようです。歯とあごの大きさのアンバランスから、歯並びが悪い子が増えています」というのは林小児歯科院長の林昌司さん(48)。歯並びが悪いまま放置しているといろいろな疾患がともないます。早期からあごの成長を促進させる矯正治療が増えてきました。 軟らかい食物を口に入れると5回くらい噛んだところで飲み込んでいます。いつもあまり噛まずに食べているとあごの発育も筋力も低下。顎(がく)関節症は今ではどんどん低年齢化しています。 「硬い食べ物がいいのかと勘違いされやすいですが、何度も噛めば味が出るものを選び、噛む回数を増やすのが大切」と林さんはさらに話を続けます。30回以上口の中で噛む食べ物は、各家庭によって工夫するとよいでしょう。ただし、ガムは味が消えていったり、片側噛みになって、あごが変形したり、アンバランスな動きになってしまうので、すすめられないそうです。 また、よく噛むことは、脳機能の向上や顔の筋肉が発達。顔面の体温も上がり、表情もいきいきとして美容によいそうです。 |
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「日常よく足を組む人、横ずわりする人は、どちらかの足が短くなっています。それは骨盤がゆがんでいる証拠。女性であれば生理痛がおこり、子宮筋腫にかかりやすく、内膜症になる原因でもあります」というのはアトラスカイロプラクティック院の山本茂樹さん(37)。 また、人は生活習慣で1日に11〜17/1000骨がずれるといわれています。少しずつ蓄積されているので、腰がだるいと思ったら要注意。ぎっくり腰やヘルニアに近付いていると思っていいそうです。1日1万歩あるく。水分をとって納豆、タマネギ、ポリフェノールなどで血流を良くすることが予防につながります。 「また上を向いて寝られなくなったら要注意。骨に何か支障があるようです。専門医に診てもらうほうがいいでしょう」と山本さんは話します。さらに高い枕、柔らかいマットレスは骨に負担がかかってしまうので、やめたほうがいいとアドバイスします。 |
![]() 「骨密度を測る検査は主に2種類。弱いレントゲン線を使うか、超音波を使います。腕の部分だけを計測したり、全身のトータルから平均値を出したりさまざまです」というのは三馬整形外科院長の三馬正幸さん(57)。女性が閉経になると、ホルモンバランスが崩れ、骨粗しょう症になりやすいといわれています。怖いのは骨粗しょう症が進行すると骨折しやすくなるため、打撲ですむような衝撃でも骨折してしまう危険性があるということです。「骨粗しょう症は、痛みにすぐにつながりません。ですから痛みがある場合は、レントゲンでも分かりにくい微小骨折をおこしている可能性があります」と三馬さんは忠告します。 骨粗しょう症は、短期間で簡単になおるのは難しいとされています。それは年齢とともに骨密度が減っていく傾向にあるからです。食事療法、日光の下で無理のない運動、治療薬をすすめているそうですが、〈表1〉のように加齢とともに下がる骨密度を、いかにゆっくり減っていくようにするかが重要になります。 |
「『小魚を毎日食べているから大丈夫』という人が多いのですが、吸収率は低いので、他の食べ物を取り入れ吸収力をアップさせましょう」というのは県健康づくりセンター健康増進課管理栄養士の大谷直子さん(28)。〈表2〉のようにカルシウムはビタミンD、Kなどの組み合わせで吸収力がアップします。前記の通り、骨量を維持することがアップさせていることです。さらに、「表の中で苦手な食物を選ぶより、まずは食べられるものからスタートしましょう。 苦手なものでも、調理法によって取り入れられる方法があるので、参考にしてください」と大谷さんは話します。 奈良県福祉部健康安全局健康増進課では、骨粗しょう症を予防するための食事や適度な運動を紹介。運動することで骨の形成を促し、カルシウム沈着も良くなります。適度な運動として、1日30分程度のウオーキングにチャレンジしてみませんか。ウオーキングの前には〈図1〉を参考にストレッチも忘れずに。 カルシウムは一定量血液中に入っています。若い人でも急激なダイエット、ホルモンバランスが崩れることで、必要以上のカルシウムを骨から溶かし出してしまいます。健康な骨太を目指し、いつまでも元気な体で過ごしましょう。 |
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このページの内容は2006年6月23日現在のものです。
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