おいしい食事には、おいしいお酒がつきものです。差しつ差されつ、ゆっくり向かい合ってお酒を飲んでいると、1日の疲れも癒されます。日本酒発祥の地・奈良には、今も約50の蔵元があります。お気に入りのお酒で、秋の夜長をゆったり過ごしてみませんか。
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これまでは男性の飲物というイメージがあった日本酒ですが、最近では、若い女性の間で、人気蔵元のおしゃれなワンカップ酒がブームになるほど、幅広い世代の支持を受けています。ただ、日本酒とひとくちに言っても多種多彩。どうしても苦手という人も少なくありません。「最初の出合いが肝心。日本酒とよい出合いをしてもらいたい」と話すのは、シニアソムリエであり、きき酒師でもあるイタリア料理店「レプレ」の塚本栄三さん(47)。初めて日本酒を飲むときが、気のおけない仲間同士で料理にぴったりのおいしいお酒だったら、「きっと日本酒を楽しむ人がもっと増えるはず」と言います。 |
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![]() 山田錦のうま味を最大限に引き出した味わい深い酒。食中酒に最適で、まろやかな口あたりは料理を選ばず、鍋料理や肉料理にもおすすめです。720ml・1247円。 ![]() 西吉野産の梅の実を純米原酒に約1年間漬け込んだ酒。やわらかな甘味とほどよい酸味が絶妙です。500ml・900円。 |
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![]() 美と健康のために新しい醸造方法で造られたアルカリ性の清酒。食生活の変化で酸性化になりがちな体内にまろやかなアルカリ性を与えます。昔のことわざにある「酒は百薬の長」を確かめてみては。一升瓶2039円。 増田酒造 天理市岩屋町42 TEL:
0743・65・0002 |
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![]() 奈良を歌う古歌にちなんだ名を持つこの日本酒はアルコール度数が13〜14%と低いため、甘口ですがべったりとした甘さはなく女性に人気の生貯蔵酒です。水のように飲みやすく初心者にもおすすめ。冷やしてお飲みください。720ml・900円。 西田酒造 奈良市都祁友田188 TEL: 0743・82・0010 |
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![]() 正暦寺で製造された菩提元純米酒を壷で3年貯蔵した古酒。通常の清酒とは異なる独特の香りと長期間の熟成によるまろやかな味が、清酒は苦手という人にもおすすめ。720ml・2100円。 八木酒造 奈良市高畑町915 TEL:
0742・26・2300 |
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![]() 天理市柳本町の黒塚古墳で大量に出土された三角縁神獣鏡が、「卑弥呼の鏡」と言われたことにちなんで作られた純米吟醸で、遠い古へ想いを馳せ、醸し上げた逸品。ほとばしる香りとふくよかな味わい。食前酒はもちろん食中酒にも最適。720ml・1575円。 宮崎酒造 天理市丹波市町320 TEL:
0743・62・0013 |
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![]() 日本酒の新しい感覚を楽しめる日本版スパークリングワイン。微発泡性で低アルコール(6%)なので、初めて日本酒を飲む人にぴったり。甘くさわやかな飲みごこちを楽しめます。冷やして食前酒にどうぞ。300ml・435円。 喜多酒造 橿原市御坊町8 TEL:
0744・22・2419 |
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![]() 厳選された福井五百万石を50%に高精白し、軽快な切れ味が特徴。後味もすっきりした純米酒。少し冷やして食中酒におすすめ。酒銘は、謡曲「猩々」「酌めども尽きず、飲めども変わらぬ」と大きな酒壷を贈られたことに由来する。720ml・1827円。 北村酒造 吉野郡吉野町大字上市172−1 TEL:0746・32・2020 |
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![]() 低温醗酵の風味豊かな端麗辛口のバランスがとれた純米酒。宇陀高原の豊かな水と澄み切った大気、良質の米を厳選し、寒冷地ならではの恵まれた環境で造られています。ぬる燗(かん)で飲むのがおすすめ。食中酒としてじっくり味わえます。720ml・1523円。 芳村酒造 宇陀市大宇陀区万六1797 TEL:0745・83・2231 |
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![]() 山田錦を100%使用し、但馬杜氏が伝承の手作りで醸し上げた芸術品。リンゴや梨のような爽やかな香気をにじませつつ、純米酒特有の酸がアクセントをなしています。すべりよく滑らかな味の流れが幅広い食中酒としての可能性を感じさせます。720ml・2625円。 澤田酒造 香芝市五位堂6丁目167番地 TEL: 0745・78・1221 |
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![]() 上品な含み香と酸味とのバランスが絶妙。見事な切れ味のうま口タイプ。フルーティーな香りとさわやかな口あたりが楽しめます。冷やして飲むのがおすすめ。白身魚などと好相性です。720ml・1529円。 大倉本家 香芝市鎌田692番地 TEL: 0745・52・2018 |
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自分にぴったりの日本酒を選ぶには、[味]と[香り]が大切なキーワード。日本酒を買うときは、ラベルの表示をしっかり読んで、どのようなお酒であるかを確認しましょう。食前酒には、女性が好む香り豊かな純米大吟醸や微発泡酒が適しており、軽く胃を活性化させるためにさわやかな飲み口のやや低めのアルコールタイプがおすすめです。食中酒には、しっかりした味わいの純米酒や本醸造酒が最適。和食はもちろんイタリア料理にもよく合い、例えばペペロンチーノには辛口を、チーズにはふくよかな古酒を合わせてみるのもよいでしょう。また、飲むときの適温(冷やして飲むか・温めて飲むか)もラベルで確認を。お酒をベストな状態で飲むことで、よりおいしく味わえます。 |
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☆「薫酒(くんしゅ)」 清涼感のある香味が特徴的で、冷やすことによって爽快さが映える。しかし、あまり冷やし過ぎると持ち味である華やかな香りが感じにくくなったり、酸味や苦味などの刺激要素が突出したりする場合があるので注意を。主に大吟醸酒、吟醸酒。適した飲用温度は8〜12度、10度前後、10〜15度など。
☆「爽酒(そうしゅ)」 爽快な酒質と爽涼な飲み口、フレッシュな味わいが特徴的なこのタイプは、しっかりと冷やすことで特性がいきる。また味わいの成分中に刺激的な要素が少ないため、冷やしすぎてもこれらの要素が突出することがない。主に生酒、生貯蔵酒、低アルコール酒。適した飲用温度は5度前後、5〜10度など。
☆「醇酒(じゅんしゅ)」 飲用温度帯が最も広く、品温の違いによってさまざまな変化を見せる。コクとうま味成分をしっかり持っているので、この要素をいかすことがポイント。うま味のふくらみが映えるやや高めの温度設定が好ましい。主に純米酒、生 系純米酒。適した飲用温度は15〜20度、または40度前後、40〜50度、45〜50度など。
☆「熟酒(じゅくしゅ)」 軽快なものから重厚なものまでさまざまであり、温度設定はそれぞれ異なる。しかし、重厚なうま味成分を持つものほど高めの温度設定と考えればよい。また大きく嗜好が分かれる傾向にあるので、温度設定はうま味成分を好む人は高め、そうでない人は低めにすると飲みやすくなる。主に長期熟成酒、古酒、秘蔵酒。適した飲用温度は、15〜25度、35度前後。
すべての日本酒がこの分類に当てはまるとは限りませんが、おいしく飲む1つの目安です。皆さんも、自分にぴったりの日本酒を探してみませんか。 |

「日本酒の香りがほっとする」という女性の声を耳にします。日本酒造組合連合会が提唱する「Osakeテラピー」では、日本酒には3つのテラピー効果があり、健康やストレス解消、そして美容によいと言われています。香りの効果について、サロン・ド・フルールの濱田恭子さんは、「さまざまな説がありますが、よく特定の香りをかぐと○○を思い出すというように、日本酒の香りにも、『一日の終わりでほっとする』『楽しい感じがする』など感情を伴う記憶が香りとともにインプットされているのでは」と分析。それが引き出されて日本酒で癒されたことになるのかもしれません。また奈良豊澤酒造(奈良市今市町)では、にごり酒に含まれる美白成分アルブチンと遊離リノール酸に注目し、にごり酒をぜいたくに使った「雪桜石鹸」を販売。美白効果が注目されています。ただおいしいだけではない、日本酒パワーにはまだ未知のものが眠っているかもしれません。
奈良県の蔵元で組織する「大和の地酒の会」によるお歳暮シーズン限定の地酒セット。300ml12本入、税・送料(全国一律500円)込みで5750円。12月1日(金)まで。申し込みは、はがきかFAXで、〒630-8301奈良市高畑町915、八木酒造まで。FAX0742・27・1841。問い合わせは奈良新聞企画部「大和の地酒の会事務局」TEL:0742・26・1332
このページの内容は2006年11月17日現在のものです。
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