温もりのある和の器は、盛り付けられた料理によって、その表情を変える柔軟性があります。普段、使い手となることが多い女性たちは、その美しさも機能性もどちらも受けとめることができる感性の持ち主。作家のテイストと使いやすさを上手に融合しています。晩秋の一日、若手女性陶芸家の陶房を訪ねてみました。

|
澄んだ空と山々の自然に包まれた川上村、匠の聚(むら)。「いにま」と名づけた陶房で、手びねりで一つ一つ丁寧に形を作り出す鈴木智子さん。油絵のマチエールのような白化粧が温かみのある表情を見せる鈴木さんの器は、ちょっと大ぶり。料理を盛りつけ、使い込むほどに、味わいを増していきそうな質感と包容力があります。 |
◇memo◇「いにま陶房」TEL:0746・53・2660。 「匠の聚」(川上村東川TEL:0746・53・2381)、 陶屋なづな(広陵町馬見北TEL:0745・55・9117)で販売。 |

|
点と線というプリミティブな記号を独特のインスピレーションで模様として描き上げていく。それが、いつのまにか―。西本奈穂さん(奈良市都祁在住)の器は、抽象的な画に、星や家、朝や夜といった具体的なイメージを重ね、ポップで軽快な楽しさを与えてくれます。 |
![]() |

|
「土のよさが出てくれれば、それが一番」という米田みゆきさん(45)。シンプルで優しいフォルムのなかに、どこか凛とした表情を併せ持つ粉引の器。自然がそこに息づくようなたくましさと柔らかさが同居します。 |
![]() ◇memo◇ 奈良市小倉町の自宅工房ほかで教室を実施。TEL:0743・84・0036 |

|
佐藤由紀さん(38)のテーマは、「自然とつながる」。「ひっかくという原始的な行為が楽しくて」と話すとおり、描かれた線刻紋や絵柄には、のびやかなリズムと小粋なセンスが感じられます。 |
![]() ◇memo◇ 生駒市萩の台の自宅陶房「すぷらうと」で陶芸教室を実施。「スペースパナクティ」(平群町TEL:0745・45・5194)、創作市場「ゆめたがえ」(斑鳩町TEL:0745・74・3500)で常設販売。TEL:0743・77・6815 |
|
このページの内容は2006年11月24日現在のものです。
![]() |
【引き受けます】 クイックピアノ調律 | ![]() |