8月に入りいよいよ夏本番。そろそろ暑さに疲れてきたという人も多いのでは。そこで今回はいろいろな「涼」を探してみました。クーラーの中でなくても涼は感じられます。あなたの「涼」を見つけてみませんか。
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奈良県では吉野川と呼ばれる紀の川の上流に位置する川上村は水源地の村。私たちの生活に欠かせない水について学び、身近に感じられるポイントが多くあります。 国道169号線を吉野町から川上村に入ってすぐに右折し、少し行くとあきつの小野スポーツ公園があり、そこから約5分歩いた所に大きな滝があります。 雄略天皇がこの地を訪れた時、天皇のひじに虻(あぶ)が食いつき、どこからか現れた蜻蛉(とんぼ)が虻をかみ殺して天皇を救った―。そんな伝説から蜻蛉(せいれい)の滝と名付けられた滝で、約50mの高さを豊富な水が流れ落ちます。 展望台や遊歩道もあり、水しぶきを立てながら流れ落ちる滝を、上からも下からも眺めることができます。川上村地域振興課によると、これだけ迫力のある滝を、駐車場から徒歩5分という場所で間近に見ることができるのは珍しいとのこと。また春にはしだれ桜が美しい、隠れた花見スポットだそうです。 →→県内のほかの滝はこちらで紹介 蜻蛉(せいれい)の滝
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黒い岩と白いしぶきの対比が美しい(川上村地域振興課) |
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国道169号線をさらに南に進むと、左手に見えてくる吉野杉の大木をイメージしたモニュメントが「大滝ダム 学べる建設ステーション」です。ここでは、水と人類の歴史やダムの役割など、水やダムについて学べるコーナーがいくつもありますが、一番の人気は豪雨体験ができる「雨を学ぶ」コーナーです。 大滝ダムが建設されるきっかけとなった、伊勢湾台風の118mm/hという雨や、日本で一番多い雨量を記録した187mm/hの豪雨。また人類が経験したことのない600mm/hという雨を体験できます。 体験するだけでなく自然について学べる施設で、「ダム見学新聞」の募集も行っており、夏休みの宿題にぴったりの情報もいっぱいです。 大滝ダム 学べる建設ステーション
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しっかりカッパを着ていないと顔から雨が伝ってくることも |
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天然林がそのまま残っている水源地の森―。川上村はその手つかずの森を購入し、保全しています。人が立ち入ることのできない水源地の森を、巨大パノラマと10mを超える巨木のジオラマで再現しているのが「森と水の源流館」の源流の森シアターです。 180度のパノラマの中で生まれるひと粒の水滴。その一滴が森の中で小川となり、川となっていく様子。また自然界に住む生き物や自然が四季を通して変化していく様子を、まるで実際に森の中にいるかのように、映像と音で体感できます。 シアターの外には巨大な水槽があり、紀の川の下流から吉野川が始まる川上村まで住む魚たちを、川に沿って紹介されている様子も涼しさを感じさせます。 森と水の源流館
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シアターでは180度のパノラマ画面と180度のジオラマで360度自然に囲まれる![]() |
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林間学校の学生や修験者、温泉客でにぎわう天川村洞川には鍾乳洞が2つありますが、現在見学できるのは高台にある面不動鍾乳洞。今年4月にはモノレールが開通し、それまで10分ほど坂道を登っていた所が鍾乳洞の入口まで楽に行けるようになりました。 洞内は年間を通じて摂氏8度の別世界。一歩入るとひんやりした空気が身を包みます。1cm成長するのに約100年かかるという鍾乳石や石筍が神秘的な光景を作り出し、「天の花園」「獅子の窟」などと名付けられた自然の作品が洞窟の奥へと続きます。 外に出ると、空気が温かく感じられますが、山あいに位置する洞川の温泉街を吹き抜ける風はさわやか。洞川の温泉街を見渡せる風景も爽快です。 面不動鍾乳洞
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ライトに照らされて、見る角度によっても異なった幻想的な光景が浮かび上がる![]() |
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バラの寺として知られるおふさ観音で、夏の厄払いに参る人に癒しを与えたいと始まった「風鈴まつり」。境内のあちらこちらにつられている風鈴は2500個。江戸風鈴や南部風鈴など、全国から集められた数十種類の風鈴が涼しい音を響かせます。 同寺副住職の密門裕範さん(41)におすすめの風鈴を聞くと、音色では青銅製の小田原風鈴が響きが長くおすすめとのこと。地元の奈良風鈴も見た目に涼しい風鈴です。今年から登場した「アヒルちゃん風鈴」は子どもに人気だそうです。 約80種類の風鈴も販売していますが、これだけの風鈴が一堂に会するのも珍しいとのこと。また「茶房おふさ」ではいろいろな産地の風鈴が展示され、聞き比べられるようになっています。風鈴の音色を聞きながら夏限定「昔ながらのかき氷」を食べる―。昔ながらの日本の夏を涼しく過ごす風景かもしれません。 おふさ観音風鈴まつり
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![]() 人気のアヒルちゃん風鈴 ![]() ずらりと並んだ風鈴の様子は爽快 |
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夏祭りに欠かせない金魚すくい。水の中を涼しげに泳ぐ姿は夏の風物詩として、また大和郡山市の特産として親しまれています。そんな大和郡山市の城下町で一年を通じて金魚すくいを楽しめるのが「おみやげ処こちくや」です。 金魚すくいを楽しみに親子連れや家族連れの多くの人が訪ねますが、夏には「全国金魚すくい選手権大会」に出場する選手も練習にやってきます。そこで自らも金魚すくいの達人である代表の下村康氏さん(62)が道場主となり、今年5月に「金魚すくい道場」を始めました。「道場」であるからには礼儀やモラルも大切です。「金魚にかかわって、温かいつながりができてほしい」と下村さんは話します。 金魚すくい大会は「涼」というより「熱」い戦いが繰り広げられますが、それ以上に金魚が与えてくれる人と人のつながりに温かさを感じます。 おみやげ処 こちくや
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「ポイを金魚の下に頭からスッと入れる」とアドバイスもしてくれる下村さん |
金魚を長く飼うこつを下村さんに聞くと、
このページの内容は2007年8月3日現在のものです。
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