夏休みもあとわずか。宿題は終わりましたか。宿題を計画的に終わらせた人は夏最後の思い出作りの情報として、そうでない人には夏の自由研究に間に合う情報として届けします。学校の授業でない工作、学習、体験で宿題は完ぺき。またいろいろな人との出会いで視野も広がります。新学期までいよいよカウントダウン開始。残り少ない夏休みを満喫しませんか。
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昔は、人が分け入らない神が住むといわれているような奥山と、人の生活圏の里山と区別していました。里山は尾根にアカマツ、下の方にはクヌギやコナラの木が生えているのが普通です。また竹は生活用具に使われ、適度に伐採されていました。ところが道具はプラスチックに代わっていったのです。竹やササは成長が早く、地下茎を伸ばし、他の植物の成長を妨げたり、枯らしたりします。すべて刈り取っても、なかなか枯れにくく、根は絡み合い簡単に取り除けません。 「常緑の杉、カシやシイの木がしげると森に日が当たりません。そうなると他の植物が育たないため、動物もいられません。そのため適度な間伐が必要なのです」というのは奈良・人と自然の会、森林インストラクターの阿部和生さん(68)。 奈良市黒髪山では里山を作ることが自然環境に良いことを教え、伐採した竹で道具を作ることで、道具の大切さを学びます。 「便利な遊具があるわけでもなく、ケガもするかもしれない場所です。里山に入った参加者は、みんな生き生きした表情で戻ってきます」というのは奈良・人と自然の会幹事の古川祐司さん(73)。 里山はクワガタも飛来してきます。野鳥も住むことができます。カブトムシの頭部だけが落ちていても、鳥のエサになったことをごく当たり前のことのように子どもたちに語ることができるのです。 |
竹林は傘をさして通れることが理想。 |
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奈良県立美術館では今月9日より「まほろば動物園 館蔵品に見る動物表現の魅力」で、収蔵品の動物をテーマにした彫刻、絵画など展示。「ダンボールで動物をつくろう」は展示中の24日、31日だけのイベントです。 「キットの再生ダンボールを組み立てて、色をぬってもらいます。参加者はリアルではなく、できるだけオリジナルな色を考えてもらい、夢のある色やイメージをつくりましょう。デザインの色が決まらなかったら何度でも、展示作品を見て参考にできますよ」というのは奈良県立美術館副館長の吉田俊英(59)。 白いダンボールの動物はカバ、キリン、カンガルーの3種類。それぞれ親子をキットのダンボールから抜いて組み立て、美術館で用意している絵の具で色を塗っていきます。市販キットを使用していますが、個性的に着色するとオリジナル作品に変わります。 |
組み立てた親子のダンボール 動物と吉田さん |
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世界遺産である法隆寺を夏休みに親子で見学しませんか。参道の入口にあるiセンター内のボランティアガイドと一緒にまわると、奥が深い説明を受けることができます。 「子どもたちが、聖徳太子や斑鳩に興味を持ってもらえるように、メンバーでいつも話し合っています」というのはボランティアガイド広報担当の小川勝さん(66)。 「世界最古の木造建築物や1400年間という歴史の流れを分かりやすくするためにガイドそれぞれの工夫と努力が大切です」というのは広報担当の山口憲二さん(65)。 歴史上のできごとや言い伝え、子どもたちが興味を持ちそうな「法隆寺七不思議」などを解説したオリジナルの資料を用意しています。 |
地元の元気なボランティアガイドのメンバーたち |
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安堵町はかつて湿地が広がり、い草の産地でもありました。い草から芯を取り出し、植物性の油にひたして灯芯にしたのです。また戦時中によく作ったのがわらぞうり。当時の技術を後世に残したくて始めた体験会です。 「灯芯はい草から引き出す手仕事です。人気のわらぞうりは、初めての人が1足編み上げるときはたいてい時間をオーバーします。再び同じ体験会に参加して、完ぺきに覚えたいという人も多くいます」というのは安堵町歴史民俗資料館、指導職員の勝井清次さん(74)。 わらぞうりは、幅を考えて編み上げることが失敗しないコツなのだそうです。自分でコツコツと完成させるということが、達成感や感動にもつながります。 |
足を使ってわらぞうりを作る |
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みつえ体験交流館は廃校を利用した体験館。竹細工、そば打ち、こんにゃく作りのほか、陶芸やコーヒー焙煎まで体験できます。 「インストラクターのおっちゃんたちは温かい人ばかり。一緒に物を作ることで、まるでふるさとの我が家に帰ってきたような気持ちになりますよ」というのは御杖ふるさと交流公社支配人、西岡悦夫さん(48)。インストラクターはプロを採用。名人技を伝授します。 「趣味が高じてそばを打ち始め、ついにはそば畑まで作ってしまいました」というそば打ちインストラクターの國嶋泰彦さん(62)。遠方から國嶋さんの店を訪れ、そば打ちを体験するほどの知る人ぞ知る有名人なのです。 村内の遊具無料施設の青少年旅行村には川に滑り台を設置。川遊びしながら、交流館で体験して帰るのもよいでしょう。 夏休みの自由研究は、子どもの視野を広げるチャンスです。まだ間に合う夏の思い出作りに出かけてみませんか。 |
西岡さん(左)と國嶋さん。 |
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このページの内容は2008年8月22日現在のものです。
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