/ 主婦川柳
主婦川柳 - 50回記念 連想吟 Vol.1
特選
真っ白なままでお別れしましょうか
古賀 由美子
―美しい思い出だけを持って別れる方が、あとの人生、生き易いかもしれませんね。
まあまあで除夜の鐘聞く薬包紙
廣海 佳代子
紙婚や貴男にお礼のラブレター
塩田 雅代
ゴメンネと夫へ飛ばす紙ヒコーキ
藤志水 志津子
あれこれと姉を案じて手紙書く
松谷 勝美
遠い日のくすりの匂い薬包紙
上田 紀子
折り鶴に想い重ねて飛ばしいる
阿波野 俊子
チラシ折り何が出来るか母の手は
若松 カヨ子
この手だれわたしと比べ見る四十路
宮本 久代
母さんは魔法をかけて鶴を折る
宮田 昌子
※このページの内容は2011年4月1日現在のものです。
～はじめに～
早いもので「主婦川柳」も50回目を迎えました。皆さんずい分上達されて、うれしく思っています。「連想吟」は、また別の視点で面白いと思われたのではないでしょうか。見たままでなく「想い」を発展させることですね。多くの句を載せたいので「ひとこと」は控えました。
杉野 まつ子