/ 主婦川柳
主婦川柳の楽しみ方
ならリビングでは「ならリビング主婦川柳紙上コンテスト」を開催。現在投句を受け付けています。選者の植野美津江さんに、初心者でも楽しめる川柳の作り方を聞きました。
川柳とは、人間の喜怒哀楽を自由に幅広く詠む文芸、人間諷詠です。五七五の17文字で、物事をそのまま伝えるだけでなく、自分がどう思ったかという感情が込めて詠むのが川柳。風刺もひとつの句材ですが、「おもしろおかしく」だけでなく、思いやりを込めて言葉を選んで表現を柔らかくすることも大切です。
川柳は紙と鉛筆さえあれば誰でも作ることができます。
句がひらめいたら、必ずノートに書きましょう。それで出来上がりではなく後で必ず推敲します。必ず辞書を使って送り仮名や字に間 違いがないか確かめましょう。また五七五に収めるのが基本です。特に下の句は5文字で収めた方がリズムが良くなります。例えば句の順番を入れ替えるなど、言葉をよく考えて一句に仕立てます。
お題があると、似たような句が多くなります。投句する場合「第1発想は捨てる」ということも一つの手です。物の見方や思いを広げましょう。
人生経験を重ね、辛い思いも乗り越えて来た人であれば、人の痛みも分かり、いろいろな思いを読み取れると思います。句材も人間関係や家族、男女、友達、社会の出来事など広がるでしょう。人によって思いや受け止め方もいろいろです。新聞などへの投句も一つの発表の場ですが、句会に参加すると「こんな見方もあるのか」と、他の人の句からいろいろな思いを知る機会にもなります。
川柳で広がる世界があります。投句、お待ちしています。
※このページの内容は2021年6月23日現在のものです。