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かぼちゃ薬師と白川溜池(天理市) のどかな田園と集落 薬師様と憩いの溜池

かぼちゃ薬師。信者からのお供え物のカボチャは台の上に並ぶ

 JR櫟本(いちのもと)駅のすぐ近くに「かぼちゃ薬師」があることを地図で見つけ、行ってみることにした。

 

 かぼちゃ薬師は興願寺の薬師堂のことで、楢町の集落の中に存在。町道を通ると「かぼちゃ薬師」の立て看板があるため分かりやすくなっていた。

 

 「腹痛の人が薬師様にお参りすることで腹痛が治り、お礼にカボチャをお供えしたことから、かぼちゃ薬師と呼ばれています」というのは楢町の区長を務めたことがある巽稔さん(85)。

 

巽さんとかぼちゃ薬師の標識

 北側と東側から薬師堂にアクセス可能。寺の敷地に入ることなく、お堂が現れた。車が入りそうにない通りにあるお堂で、静かにたたずんでいた。この日のかぼちゃのお供えはゼロ。だが戦後の食べ物が少ない時代もお供えはあったそうだ。地元の人たちに愛されている薬師様だと分かった。

 

 さて足を延ばして白川溜池に行ってみることにした。田畑の中、風景を楽しみながら東の方向に歩いて行った。それほど高地ではない場所に溜池があった。釣り人がのんびりと糸を垂らしている。空の雲が水面に映りゆっくりと流れていく。周囲は30~40分で歩いて行ける範囲だが、1つのゲートが閉まっているので1周は回れない。ジョギング、犬の散歩、休憩している人もいた。知る人ぞ知る穴場なのだろうか。大阪ナンバーの車が多い。せっかくなので県白川ダム管理センターに寄って、白川ダムの「ダムカード」をもらって帰途についた。(え)

 

白川溜池。土地改良区連合前のゲートは16時30分で閉鎖する。溜池の東側に行くときは注意。

アクセスマップ

地図

かぼちゃ薬師

天理市楢町

※このページの内容は2017年1月6日現在のものです。

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