/ 主婦川柳
主婦川柳 - vol.77
特選
それなりの幸が集まるクラス会
石川 みつえ
―久しぶりのクラス会に出席。卒業してからの年月の暮らしが表れているが、ここにこられた幸を皆で喜び合っている。「それなりの幸」とは言い得て妙ですね。
入選
連なって赤信号が夕陽へと
堀 麻里子
真剣に孫と遊んだ良い疲れ
春 ば あ
それあれで会話通じる仲となる
小林 延子
嫁は捨て姑は拾う物の価値
井上 英一
いつの間に畑にソーラー生えていた
永田 千賀子
※このページの内容は2016年2月5日現在のものです。
ひとこと
情景を描くとき、その中に人(私)を置いてみる。もう一人の自分になってみる。中々難しいことですが、そのうち面白くなってきます。
赤インキ一本ひけば名が消える 椙元紋太
冬苺一つ大きく神からか 鈴木九葉
杉野 まつ子