ミルク・コク・濃厚感じる　冬メニュー

いつでも食べたいに応え 季節限定がレギュラーに

海老とツナのクリームドリア（ドリンクセット） 1980円

　自家製ベシャメルソースと生クリームをたっぷり使い、まろやかでコクのある味に。ご飯はターメリックライスを使用し、程よくアクセントが効いています。人気が高く季節限定からレギュラーメニュー入りに。数量限定なので早めの来店がおすすめ。

気軽に味わう本格パスタ 幅広い世代に愛されて

　奈良もちいどのセンター街のビル2階。店に入ると、外の騒がしさが嘘のように、レトロな雰囲気に包まれます。店内の棚には、たくさんの個性的な雑貨が飾られ、いずれも雑貨店も経営するオーナー自ら各地で買い付けたものだそうです。「いつでも気軽に本格パスタ」がコンセプト。ファミリーからインバウンドまで幅広い世代が利用しやすいよう、メニューも豊富にそろえます。パスタは生麺を使い、自家製ソースを合わせています。ナポリ生地を使ったピザはもちっとした食感が特徴。

焼きたて熱々 飾らないシンプルな味

気まぐれグラタン＆トースト 1300円

　自家製ホワイトソースとマカロニを使ったシンプルなグラタン。具材は旬の素材を使って店主の気まぐれで決める。こんがりと焼きあがったチーズとソースをトーストに付けて食べるのもおすすめ。サラダとコーヒーまたは紅茶がセット。

地域に愛される憩いの場 手作りケーキでティータイム

　真っ白な壁に、赤く塗られた窓枠がかわいらしさを感じます。この場所でカフェをオープンして25年。最近は外国人観光客も増えたそうですが、地元密着で近所の人が、ゆっくりと過ごせる場所として愛されています。観光ルートから少し離れたところにあるので、静かにのんびり過ごせます。
　人気のシフォンケーキは、プレーンをはじめ常時5種類ほど用意。店では、生クリームや季節のフルーツを添えて提供しています。もちろんテイクアウトも可能。14時までは、ランチにプラス200円でデザートセットもできます。

素材の変化で進化続け 忘れられない病みつきの味に

九代目カルボナーラプレミアム　1200円

　オープン以来、進化を続ける看板メニュー。生パスタを使用。大和ポークのパンチェッタは自家製。生クリームやゴルゴンゾーラチーズを使い、仕上げには目の前でハードチーズを削ってくれるので、削りたてのチーズの香りが広がる。

“カルボ好き”が集まる 気軽にパスタを

　いろいろな種類のカルボナーラが食べられる“カルボ好き”のための専門店です。あえておしゃれな雰囲気にはせず、食券制で、男性1人でも気軽にカルボナーラを楽しめます。また、具材はできる限り奈良県産のもの選びます。一番人気は九代目カルボナーラですが、八代目ベーシックをベースに、生クリームを使わず価格を抑えたローマ風カルボナーラ900円もリピーターの多いメニューで、2人で味比べを楽しむ人も多いそうです。ペペロンチーノとカルボナーラを合体させたペペロナーラは、ニンニクと唐辛子をきかせて温泉卵と混ぜながら食べる斬新なメニュー。

本日のパスタで提供 奈良の食材も使って

明太子と大和まなのクリームソース　2800円（PranzoB）

　ランチはA2000円・B2800円・C3600円の3種類。いずれもパスタをクリーム系やオイル系など2種類から選べる。パスタのメニューは日替わりで、奈良の野菜を積極的に使っている。BとCは前菜の盛り合わせやデザートの盛り合わせ付き。

24年続くイタリアン ワインに合う料理も豊富

　大和郡山市の現在の場所に移転してちょうど10年。奈良市に店があった時代を含めるとオープンして24年になる老舗イタリアン。
　昼には3種類のランチを提供。パスタは日替わりで2種類から選べます。夜はシェアのコース、個々のコースという2種類のコース（いずれも4400円）に加えて、パスタやピザ、前菜や肉料理など多くの一品料理がそろいます。輸入食材も多く使い、本格的なアヒージョやガレットなど、ワインに合う料理が人気とのこと。
　シェフの中川圭さん（49）は、オープン時からコンセプトを変えず、24年間味を守り続けています。

チーズ好きはたまらない コクとうま味の絶妙バランス

ぜいたく6種チーズ　3300円

　イタリア産6種類のチーズをのせたうま味とコクのつまったピザ。ブラッティーナチーズをナイフで切ると中から濃厚クリームがあふれだす。曽爾村産米粉をブレンドしたオリジナル生地との相性もよい。

自由な発想を楽しむ ピザでおいしいひと時を

　シンプルな中に、自由な発想で料理を表現できるピザに魅了され、2022年にピザ専門店をオープンしました。曽爾村産の米粉をブレンドしたオリジナル生地は、優しい風味と軽い食感がソースによく合うと好評です。定番はマルゲリータ1700円やクワトロフォルマッジ2300円など、9～10種類を用意。日本料理の経験をもつ鈴木崇人さん（32）が考えた、浜名湖のアオサノリを使ったピザも人気メニューのひとつです。「ピザは楽しい料理。自家製ドルチェもあるので、お祝い事などいろいろなシーンでぜひ使ってほしいです」と鈴木さん。

奈良の食材にこだわり 子どもにも好評のパスタ

こだわり卵のカルボナーラ　1200円

　奈良の食材をできるだけ使いたいと、大和郡山市の製麺業者の麺や、五條市の竹村養鶏場の卵を使用。オレンジ色に近い色の卵黄は大きく、たっぷり使っている生クリームやベーコンにも負けないとのこと。麺は写真の生麺か乾麺かを選べる。

地域に密着した店に ボランティア企画も実施

　大手パスタチェーンで長年勤めていたオーナーの田中丈寛さん（48）が、昨年夏にオープン。長年の経験を生かして、トマトやオイル系、クリーム系など28種類のパスタメニューや一品料理を提供しています。地域に密着した店にしたいと子ども食堂を開くほか、「子供未来パスタチケット」を販売。寄付してもらったチケットを利用し、中学生以下の子どもがパスタやお子様セットを無料で食べられる仕組みです。カルボナーラはそんな子どもたちにも人気のメニューとのこと。「子育て中の家庭の方は、少しでも負担を少なくするためにチケットを使ってほしい」と田中さん。

マエストロによるナポリピッツァ 生地のうまさを味わう

サントルチオ　2200円

　シェフは日本で20人というナポリピッツア職人協会認定マエストロ。本格的なピザを堪能できる。人気チーズ工房のフレッシュモッツァレラを使ったサントルチオ(数量限定)は看板メニューの一つ。テイクアウトでクリスマスにも。

地元産の食材をメインに テイクアウトも人気

　本格的なナポリピッツァが味わえる店。オーナーシェフの小竹正晃さん(44)は関西に4人しかいないという有数のマエストロ。国産とイタリア産の小麦粉をブレンドした生地を手で伸ばし、高温の窯で一気に焼くことでサックリ、モチモチの食感に。素材の香りや旨味を逃しません。食材は地元産の野菜をメインにキノコやフルーツなど旬の食材を厳選。テイクアウト可能です。
　家族連れの来店も多く、野菜4種と肉・魚を使った料理4種の前菜の盛り合わせと一緒に楽しむ人も多数。ワインセラーもあり、ドリンクメニューも豊富です。

ホワイトソースも手作り 温かいオリジナルメニュー

パングラタンセット　800円

　食パンをサイコロの形に切ってふんわりと焼き、その上に手作りのホワイトソースとチーズをのせて焼いたオリジナルメニュー。サラダとデザート、ドリンク付き。添加物は使わず、何が入っているかは全部答えられるとのこと。

話を聞くことが仕事 気軽に立ち寄れる場所に

　介護の仕事に就いていた千北美雪さん（56）。利用者に元気になってもらいたいと働いてきましたが、利用者の家族のケアが必要だと感じ5年前にカフェをオープンしました。
　食事メニューはホットサンドやトーストなど食パンを使ったメニューとカレーを提供。メニューをしぼってロスが出ないように。また「話を聞くことが仕事」と、同じような境遇の人が話せる場、気軽に集まれるスペースを作ることを大事にしています。　「来た人同士がつながって、お互いに助け合える場にしたい」と千北さん。元気になって、笑い合ってほしいと話します。

キノコをたっぷり使い 香りを楽しめるピザ

いろいろキノコのピザ　2100円

　5種類ほどのいろいろなキノコをたっぷり使ったピザ。生クリームや黒コショウ、チーズとの相性も良く、高温のピザ窯で焼き上げるため、水分も飛んでキノコの香りを感じられる。仕上げには白トリュフオイルをひと回しする。

ロケーションも楽しんで ゆっくりと過ごせる店

　山の辺の道や大神神社も近い地に、3年前にオープン。食材にはこだわりを持ち、北海道産のチーズや国産の小麦、トッピングには近隣の農家からできる限り無農薬の野菜を仕入れて作るピザを提供しています。またピザとセットで頼める旬のミニスープとサラダも人気。サラダには自家製ツナをトッピング。ほとんどの人がセットにするそうです。
　ピザというとファストフードのイメージもありますが、「ロケーションも楽しみながら、ゆっくりと過ごしてほしい」とオーナーの新名隆祥さん（50）。満席になることも多く特に週末は予約してほしいとのこと。

明日香の旬野菜たっぷり メインを選べるランチ

明日香の冬野菜と古代米のグラタン　1500円

　古代米のワンプレートランチ1500円が中心。メインは4種類から選べる。写真は明日香の黒米や赤米、明日香産の冬野菜をたっぷり使ったグラタン。チーズは使用せず自家製ホワイトソースのみで仕上げている。数量限定。

フレンチの技を生かして 今年はオーナー自ら米栽培

　明日香村産の旬野菜を使用した料理は優しい味わい。メニューは古代米のワンプレートランチ1500円(野菜の盛り合わせ、下出豆腐のおからサラダなどが付く)が中心で、メインは国産豚ロースのステーキや本日の魚料理など4種から選べます。オーナーシェフの中北毅さん(49)は、元々フランス料理の店を経営。メニューの一つ国産若鶏のローストは胸肉をジューシーに仕上げるなどフレンチの技術を生かし、手間ひまかけて調理しています。またこれまで村の棚田を守る活動も企画。今年から村内の棚田で自ら米も栽培。ランチでも提供し、店で販売もしています。