/ 特集
栗だって 野菜だって 色とりどりのモンブランに変身!
栗などのクリームペーストを細長くしぼり出し、やさしく重ねたモンブラン。空気も包み込むようなやわらかい口当たりと甘さが魅力です。昔ながらの栗だけではなく、野菜や芋などのクリームも登場しています。晩秋の色をまとう、さまざまなモンブラン。季節を感じながら味わってみませんか。
目次
くもり時々 アバロッツ。【奈良市】
奈良公園の紅葉とともに ちょっぴり大人味のスイーツを

季節のモンブラン 702円
季節の変化を感じられるメニュー。今秋は、大宇陀エリアで栽培されたぽろたん栗をピューレにし、ラム酒をきかせた大人味のモンブラン。栗のコンフィや栗クリームで構成され、秋の深みを感じるような仕上がりに。イートインも可能。
アコルドゥの新展開 名店の味を気軽に
モダンスパニッシュレストランで知られる「akordu(アコルドゥ)」の敷地内にオープンしたカフェです。奈良の素材や季節の果物を使ったスイーツやドリンク類を提供しています。
レストランで人気のアコルドゥティラミスのほか、季節のタルトなどフレッシュスイーツも用意。モンブランも、季節によって素材が変わるので、旬の味を楽しめます。フィナンシェやブラウニーなど焼き菓子も豊富に取りそろえ、オリジナルブレンドコーヒーとともに味わえます。
メニューはイートインも可能ですが「ぜひドリンクとスイーツを持って、自然あふれる奈良公園の中で味わってほしいです」とオーナーシェフの川島宙さん。

くもり時々 アバロッツ。
住所
奈良市水門町70-1-3-1
TEL
WEBサイト
SNS
営業時間
10時~18時30分(L.O.18時)
定休日
月曜日・不定休
駐車場
近隣に有料駐車場あり
地図
カフェ春 ならまち店【奈良市】
甘さと苦みのコラボ できたてのモンブラン

月ヶ瀬大和茶モンブラン 1265円
洋食春系列のカフェ春ならまち店。モンブランはイートインの人気メニュー。月ヶ瀬の抹茶をクリームに混ぜ込んでいる。オーダーが通ってから、モンブランを作っており、できたての食感を味わうことができる。
材料は奈良のものを 時間をかけて作る味
モンブランは一晩かけて低温で焼き上げたメレンゲ、抹茶のスポンジケーキ、甘さなしの生クリーム、そして上から月ヶ瀬の抹茶を栗ペーストに混ぜ込んだクリームがのっています。別々のパーツで食べるのではなく、全部一緒にすくって食べると、サクサク、ふんわりという食感と、絶妙な甘さと苦み、香りが口に広がります。営業時間内、いつでも食べられるメニューです。
また春グループのオーナーシェフが九州の門司出身。名物の焼きカレーもおすすめ。さらにご飯は自社米です。

落ち着いた雰囲気を出している。
カフェ春 ならまち店
住所
奈良市毘沙門町3-1
TEL
WEBサイト
SNS
営業時間
11時~15時30分(L.O.)
定休日
火・水曜日(祝日の場合は営業)
駐車場
なし
地図
Pâtisseire MatièRe:(パティスリーマティエール)【奈良市】
素材にこだわった王道モンブラン

和栗モンブラン 680円
11月で1周年を迎える。味が濃厚な熊本県産の栗を使ったペーストをたっぷりとトッピング。中には、こだわりのスポンジ生地や生クリームなどが層になり、しっかりとした食べ応え。2月頃までの季節限定商品。
1周年祭開催 地域に愛される店へ
店名のマティエールはフランス語で「素材」の意。奈良県産の食材や素材にこだわったスイーツを提供しています。焼き菓子も豊富で、鹿せんべいをモチーフにしたガレット「鹿の菓(かのか)」は、県産の吉野本葛粉を使って香ばしく焼き上げており、手土産として購入する人も多いそう。
11月11日、12日の2日間、1周年祭を開催。新メニュー「バームクーヘン」の販売開始や、そのほか豪華プレゼントを用意。「地域の人に通ってもらえる店として、また奈良の良さを県外の人々に発信できる店として成長していきたいです」とオーナーパティスリーの南條祐希さん(36)。

2024年春には近所に道の駅クロスウェイなかまちがオープン予定。
Pâtisseire MatièRe:(パティスリーマティエール)
住所
奈良市中町4840-1
TEL
SNS
営業時間
10時~18時
定休日
水曜日、第2・4火曜日
駐車場
店舗前に共用駐車場あり
地図
good morning tart(グッドモーニング タルト)【大和郡山市】
朝から軽く食べられる 甘さ控えめ映えタルト

くりモンブラン 800円
朝ご飯のように食べられるフルーツタルト専門店。タルトといえばモンブランのイメージという同店の考えで、くりモンブラン(左)とむらさきいも(モンブラン)700円はオープン当初からの定番。季節を問わず置くようにしている。
直径7cmタルトの世界 思いを込めた箱入りで
モンブランのほか、色とりどりのフルーツタルトがショーケースに並んでいます。各種フルーツの特性を生かしてカッティング。またエディブルフラワーやナッツなどでトッピングしています。
直径7cmのタルトの上に、甘さ控えめできめの細かいカスタードクリームと、あっさりした生クリームをベースに。栗、むらさきいも、フルーツを種類ごとにバランスをみて、映えるように飾った上乗せタルトです。
1つずつ箱入りで開け方もユニーク。「箱から開けた時、楽しい1日となるように」というパティシエの思いを込めています。

将来的にイートインを考えている。
good morning tart(グッドモーニング タルト)
住所
大和郡山市小林町560-8
TEL
SNS
営業時間
11時~19時(完売したら終了)
定休日
木曜日
駐車場
3台
地図
LE PATISSIER YAMADA(ル パティシエ ヤマダ)城山台店【木津川市】
上質なのに低価格 2種類のモンブラン

九州と四国の蒸し栗モンブラン 540円
左が新製品の九州と四国の蒸し栗モンブラン。アーモンドタルトにカスタード、口溶けを考えた生クリーム、その上は蒸し栗のペーストをしぼっている。右はロールケーキの上に白あんと栗ペーストを合わせたモンブラン421円。
地域のニーズに応えて 本店にはないケーキも
昨年の12月にこちらの城山台店がオープン。光台本店と異なり、子どものいるファミリーが多い城山台の地域に合わせたケーキも置いています。リーズナブルな価格ですがこだわった材料を使用しています。また、風味と食感を考えて、粉、砂糖、生クリーム類を、ケーキの種類ごとに変えています。
ショーケースは30種類以上のケーキで華やか。
かつて京都で有名な人を迎える晩さん会に同店の夢プリンが採用されたことがあり、味には定評があります。「ぜひ店頭にて確認してみてください」とスタッフ一同。

テラス席は犬連れの人におすすめ。
LE PATISSIER YAMADA(ル パティシエ ヤマダ)城山台店
住所
京都府木津川市城山台8-4-88
TEL
WEBサイト
https://www.lepatissier-yamada.com/
SNS
営業時間
10時~18時30分(イートインは17時45分L.O.)
定休日
月・火曜日(祝日の場合は営業)
駐車場
あり
地図
Conayuki【橿原市】
たっぷりの極細ペースト 仕上げは目の前で

生搾りモンブランパフェセット 1650円
専用の機械を使い、わずか1mmの細いペーストを、目の前でたっぷりと搾り出す様子が人気。マロンペーストかさつまいもペーストを選べる。食べ進めると、ペーストに合わせた甘さ控えめのエスプーマクリームやアイスを楽しめる。
ティーフリーで フレーバーティーを堪能
紅茶専門店amsuteaの紅茶を扱うカフェで、数十種類からセレクトしたフレイバーティーを90分間飲み放題の「ティーフリー」を楽しめます。スイーツメニューはすべてドリンクとセットですが、プラス150円でティーフリーに変更が可能。午後のひと時を紅茶とともにゆっくりと過ごす人が多いそうです。
スイーツは季節のフルーツをふんだんに使ったメニューが豊富で、目を奪われます。ランチAセット1650円は、鶏ベースにトビウオのエキスをブレンドしたラーメンをメインに味わえます。
いずれも予約優先で、公式LINEでのみ受付けています。

Conayuki
住所
橿原市中曽司町319-13
TEL
WEBサイト
SNS
営業時間
カフェ:11時~16時(L.O.15時30分)
ランチ:11時~14時
定休日
木曜日
駐車場
あり
地図
Cafe橿乃杜(橿原神宮養正殿内)【橿原市】
栗たっぷりのモンブラン いろいろな食感楽しんで

モンブランパフェ 900円
フランス産のマロンクリームを使ったモンブランの下にはアイスクリームやスポンジ、栗の渋皮煮、生チョコクリームに栗の甘露煮といろいろな食感を楽しめる。一番下にはコーヒーゼリーがあり、甘さの中に苦味を感じられる大人の味に。
橿原神宮養正殿のカフェ 県産食材使ったメニューも
橿原神宮の養正殿内に昨年夏オープン。ランチからスイーツまで、気軽に楽しめるカフェです。
秋・冬メニューのひとつであるモンブランパフェは、昨年のパフェにコーヒーゼリーを新たに加えて大人の味に。何種類もの素材が何層にも重なり、いろいろな栗や食感を楽しめるパフェに仕上がりました。
スイーツ以外にも、系列の橿原観光ホテルで人気だった大和肉鶏の飛鳥鍋風うどん1200円など、奈良の食材を使ったメニューを提供しています。
「ゆっくりした時間を過ごしてほしい」と店長の西山千明さん(30)。

参拝客や近所を散歩する人などが訪れる。
Cafe橿乃杜(橿原神宮養正殿内)
住所
橿原市久米町934
TEL
0744・26・2789(橿原神宮養正殿代表)
080・2482・1171(Cafe橿乃杜直通)
WEBサイト
https://youseiden.com/kashinomori/
SNS
営業時間
10時30分~17時(フードはL.O.15時、スイーツ&ドリンクはL.O.16時30分)
定休日
火曜日
駐車場
あり(橿原神宮駐車場の無料サービスあり)
地図
Dans Le Miroir(ダン ル ミロワール)【田原本町】
ミルクレープは月替わり 秋は濃厚なカボチャを使って

カボチャのミルクレープ 770円
カボチャは北海道の契約農家から仕入れた高級品種くりりんを使用。砂糖は極力控え、カボチャ本来の甘味を提供。中には何層ものクレープが。写真奥はカボチャのプリンも入った気まぐれなスペシャリテクレープ880円。
一歩入れば異空間に 子どもにも安心なスイーツを
今年の春にオープンした、県内でも珍しい雰囲気の店。店名はフランス語で「鏡の中の」という意味。一歩店内に入れば、独自の世界観に入り込んで現実を忘れるような空間に。
提供しているのはグラニテとクレープ。クレープはシンプルなシュガーバターやダブルクリーム各550円などにトッピング各220円を付けてカスタマイズも可能。食材は地元産や、無農薬・有機栽培の野菜など、子どもにも安心して食べてもらえるようなものを仕入れています。
ミルクレープやクレープの気まぐれなスペシャリテは、季節に応じた特別メニューを提供しています。

男性の一人客も多いそう。
Dans Le Miroir(ダン ル ミロワール)
住所
田原本町新町33-7
SNS
営業時間
14時~20時(L.O.)
定休日
水曜日
駐車場
スーパーおくやま内に2台、店の横に1台
備考
問い合わせなどはインスタグラムのダイレクトメッセージから。
地図
モンブランパフェ専門店 mont blanco(モンブランコ)【香芝市】
テイクアウト専門店 色とりどりのモンブランパフェを

モンブランミニパフェ 各420円
季節に応じて6~7種類のモンブランパフェを販売。ムラサキイモや抹茶、ほうじ茶など和風のモンブランはペーストに白あんを。イチゴは生クリームにピューレを混ぜている。12月になるとフレッシュのイチゴも登場。金・土曜日のみ営業。
20年越しの夢を娘と実現 若い感性も取り入れながら
今月でオープン4周年を迎える同店。20年以上前から菓子店を開きたいという夢を持っていた中河奈美さん(45)が、製菓の道に進んだ娘の愛奈さん(23)と開きました。
モンブランを選んだのは、中河さんが富士山を見るのが好きで、山の形にちなんだモンブランをいろいろな色で作ったら面白いと感じたから。コロナ禍でもあり、一人ずつ食べられる個包装の形も受け入れられました。大量に購入する場合は予約がおすすめとのこと。
4周年を記念し、11月10日、11日には1000円以上購入した人にオリジナルグッズのプレゼントも。

モンブランパフェ専門店 mont blanco(モンブランコ)
住所
香芝市別所243-4
TEL
SNS
営業時間
11時~14時、19時30分~21時
定休日
日~木曜日
駐車場
2台あり
備考
予約はインスタグラムのメッセージからも可。
地図
森のカフェ HARUKA【桜井市】
紅はるかの芋スイーツ 素材の甘さを生かして

ほどける和芋のモンブラン 900円
しっとりと甘く人気の高い紅はるかを使ったメニューが多彩。じっくりと時間をかけて焼くことで糖度が増す。和芋のモンブランはふんわりと軽い口あたり。他に「ぱりぱり蜜芋ブリュレ」700円や「ほっ…とお芋のミルク」500円も味わってみたい。
自然を感じるテラス席 大学芋のテイクアウトも好評
緑の森に囲まれたログハウスカフェとして今年5月にオープン。ゆっくりとくつろぎながら味わう、さまざまなサツマイモメニューが好評です。特に、2度焼きして熟成させた糖度抜群の紅はるかを使った和芋のモンブランは店の看板メニュー。
注文を受けた後、太さ1mmの芋クリームをたっぷりモンブラン状に。芋の自然な甘さに、焼きメレンゲの甘さがアクセントとなって加わり、口の中でほどけます。また紅はるかを焼いて揚げ、糖度がさらに増した大学芋(テイクアウトのみ)の人気もただ今急上昇中。シンプルに紅はるかの焼き芋も販売しています。

隠れ家的で、ゆったりとくつろげる。
森のカフェ HARUKA
住所
桜井市粟原1087-19
TEL
SNS
営業時間
11時~17時(L.O.16時30分)
※ランチ11時~14時
定休日
月曜日、火曜日(インスタグラムで確認)
駐車場
15台
地図
※このページの内容は2023年11月3日現在のものです。