三陵墓古墳群(奈良市(旧都祁村)) のどかな史跡公園 都祁ムラ有力者の墓
針インターから南へ約2km、西に数百メートル進むと三陵墓古墳群のある史跡公園の案内看板がある。その通りに坂道を下ると目の前に大きな古墳が見えてくる。その東古墳は5世紀半ばの前方後円墳。規模も全長110mという大和高原最大の大きさだ。都祁直(つげのあたい)か闘鶏国造(つげのくにのみやつこ)の墓と推定されるが定かではない。前方にある階段を登っていくと奥の円部の本体が見えてくる。円部には、かつてこのような円形の埴輪があったであろう装飾が施されており前方後円墳の形がはっきりしていた。
頂上から見える景色は格別。田んぼが広がり、家や森が点在しているのどかな風景だ。頂上から西古墳が見える。一旦降りて、西古墳側に登ってみた。こちらは円形古墳。設置されている案内板を見ると南古墳もあるようだ。
畑で仕事をしている人に南古墳の位置を聞いてみた。一度公園から出た慰霊碑の裏だという。慰霊碑に続く階段を登り、裏手を見ると森の中に小さなお社が祀られており、古墳らしい案内はない。円形古墳らしいが素人目では分からない。森が続いており自然と一体化していた。
さて史跡公園に戻りあずまやで休憩する。公園は桜が多く植樹されている。春には花見ができるであろう。
公園までのバスは朝と夕方1時間に1本、昼間は2時間に1本で榛原駅から来ることができるようだ。今度訪れた時は、お弁当持参でのんびりしてみよう。 (え)
アクセスマップ
三陵墓(さんりょうぼ)古墳群
※このページの内容は2021年9月3日現在のものです。