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ファイナンシャル・プランナーに聞くお金の話【21】「外貨投資」について

 誰もが気になる「お金」に関する情報を、お金のプロであるファイナンシャル・プランナーに聞く連載。今回は円安の時代に考えたい「外貨投資」についてのお金の話です。

 


円安の今こそ外貨投資!!

 

 円安のリスクに対抗するには、国内だけではなく海外への分散投資といった、外貨投資へのリスクヘッジの必要性を考えましょう。
 分散投資とは、外貨預金・国内株式・海外債券・不動産・金など、投資先やタイミングを分散することでリスクを回避することです。

 

1.円安と円高とは!

 

 円安・円高は、外貨から見た円の価値を表す言葉です。
 外貨に対して円の価値が下がった場合は「円安」にふれて、海外資産の価値が相対的に上がります。
 逆に、外貨に対して円の価値が上がった場合は「円高」になり、海外資産の価値が相対的に下がります。
 各国の通貨は日々世界中で取り引きされていて、その中でも金利の高い通貨は、その国や地域の預金や債券などの金利も高くなるために、世界中の投資マネーは金利が高い通貨に流れていきます。
 日本は、異次元の金融緩和によりゼロ金利が継続しています。
 それに対して、利上げを行っている国もあり、ゼロ金利の日本の円の価値が下がることとなっています。
 円安になると、食料やエネルギーのほとんどを輸入に頼っている日本は物価高となり、国民生活にも悪影響が出ることになります。そのような際に、保有している外貨を売却することで、物価高に対抗することができます。

 

 

2.為替レートの変動要因の基礎知識

 

 為替レートの変動は、複数の要因が複雑に絡んでいるので、その要因を断定することは困難です。
 実際には、下記のような要因が複雑に絡み合って日々変動しています。

 

 上記の要因を理解しておくことは為替レートの動きを把握する上では重要です。
 現在のように、円安が継続している状況下では、円高にふれるタイミングを常に意識する必要があります。

 

 

3.外貨建て金融商品

 

 外貨投資をするメリットは分散投資によるリスクヘッジです。その中でも商品内容が分かりやすいのは外貨預金です。外貨預金のほかに代表的な金融商品は下記の通りです。

 

 

 円安の時代です。いろいろなリスクも考えた上で、「外貨投資」も検討してみてはいかがでしょうか。

【情報提供】

独立系FP事務所 セントラルパートナーズ代表

筒井博之さん

 

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「ファイナンシャル・プランナーに聞くお金の話」過去の話はこちらから

 

※このページの内容は2023年9月8日現在のものです。

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