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コミュニケーションを楽しみながら商品を購入『ライブコマース』―ピースユーライブ人気ライバー「アヒルの雑貨屋さん」に聞くー

 宮崎県を拠点にライブコマースの活動をしているライバー「アヒルの雑貨屋さん(32歳。以下、アヒルさん)」がこのほど、奈良県を訪れました。6泊7日の奈良滞在期間中、ならまちを散策しながら配信するなど、奈良の魅力を全国へ伝えていました。そんなアヒルさんに、ライブコマースの魅力について聞きました。

 

ライブ配信中のアヒルさんの様子。(奈良市の松鳥本社内)

 

 

リアル販売からオンラインのライブ販売へ

 

 アヒルさんは、ライブコマース専用アプリ「ピースユーライブ」で人気ライバーの1人です。10代の頃から各地のフリーマーケットに出店しいろいろな商品を販売する傍ら、オンラインでゲーム実況の配信もしていたそうです。6年前に、商品販売とライブ配信を融合させた、ライブコマースという手法が日本でも始まったのを知って、「自分の力を最大限に発揮できる天職だ」と感じ、すぐにスタートしたそうです。
 今では人気ライバーですが、人気を上げるためには配信回数を増やしたり、配信時間を長くするなど大変なことも多いそうで、最長17時間配信を続けた経験もあるとのこと。話し続けて疲れないのか聞きましたが、「いろんなコメントがひっきりなしにくるし、楽しくて会話が盛り上がるので、あっという間に時間が過ぎてます」とアヒルさん。

 

視聴者との対話を楽しみながら販売

 ライブコマースの魅力について聞くと「以前は、良い物や安い物だから売れていました。今は良い物も安い物も溢れていて、消費者は“誰から買うか”を求めています。ありがたいことにファンの中には、スーパーで売っているものでも“アヒルだから買う”という人もいてくれます」といいます。
 アヒルさんのフォロワーは40代から60代がメイン。ライブ中、ライブを見に来た視聴者のアカウントが表示されるとすかさず「〇〇さん(ユーザー名)ありがとう」「こんにちは、久しぶり。元気?」など、名前を呼んで感謝を伝えます。「大人になると、名前を呼ばれることって少なくなりますよね。でも名前を呼ばれるってすごく嬉しいことなので、私は積極的に皆さんの名前を呼ぶんです」。
 今回の滞在中、みやげもの商品の企画販売を行う松鳥(奈良市、松鳥昌邦代表)を訪れて、商品を販売したアヒルさん。ライブの様子を見学させてもらいました。最初は、他愛ない話からスタート。視聴者からのコメントに対し、丁寧に応えていきます。そして実際に商品紹介が始まるとアヒルさんのテンションも上がります。視聴者の好みなどを念頭に置いて販売を進めていくそうです。

 

アヒルさんの配信画面。ライブを見ている視聴者から次々とコメントが入る

 

ご当地の魅力を全国のファンへ配信

 

 この日は11時ごろからスタートし、夜まで10時間以上配信を続けていました。翌日以降も、奈良市内を中心に配信を続け、ライバー仲間のみやも人形さんとのコラボレーションも行いました。
 この後は地元宮崎に戻って、売れた商品の発送作業を行うというアヒルさん。「今回はみやも人形さんとの縁で奈良の魅力配信と商品販売をすることができました。ご縁があれば、各地に出向いてご当地商品の販売・配信ができればと思います」とのこと。

 読者の皆さんも、ライブコマースを使って、新しい商品の魅力を発見してみてはいかがでしょう。

 

 

【取材協力】

アヒルの雑貨屋さん

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※このページの内容は2023年10月20日現在のものです。

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