おだしの香りに誘われて　あったかうどんで芯までほかほか

2月4日スタート 期間限定新メニュー

麦味噌仕立て 豚と白ねぎの味噌煮込みうどん　1350円

　冬のごちそううどん第3段。3月中旬までの期間限定。昆布とカツオのだしに、麦みそを合わせて、甘みとうま味を感じる味。豚肉に野菜もたっぷり入った食べ応えある鍋焼きうどん。大和高原のゆずコショウを合わせるのもおすすめ。

もっちりうどんと格別だし 地域に愛される秋篠うどん

　北九州市出身のオーナーが、福岡で親しまれているもっちりとしたうどんを採用。同店オリジナル「秋篠うどん」を店内で製麺しています。鹿児島県産のかつお節と北海道産の真昆布、うるめ、さばなどで取ったこだわりだしもよく合います。
　だしの深みを味わってもらおうと、0.01mmの薄さに削ったかつお節「追い鰹（かつお）」も用意しています。　天ぷらうどんや大判きつねうどんなどのうどんメニューのほか、総菜などとも一緒になった御膳ものも用意。冬の定番「えび天鍋焼きうどん」は身体温まる一品です。

じっくり時間をかけた昆布専門店のだし

こんぶうどん　600円

　だしは、天然の利尻昆布と羅臼（らうす）昆布を週替わりで使用。時間をかけて取っただしはまろやかで優しい味わい。麺は香川県の製麺所から仕入れる。ふわりとしたおぼろ昆布が、より一層うま味を感じさせる。

真似できないだし目指し地域に愛される味

　明治初期に創業した昆布専門店によるうどん店です。仕入れた昆布は店で1年間熟成させてよりうま味が増してから、だしに使います。
　店主の鶴田明美さん（77）は、鶴田昆布店の4代目。代々受け継いだ昆布店が営業するうどん屋として、ほかには真似できないうどんだしを作っているそうです。
　天ぷらは注文が入ってから揚げるので、どれもサクサク。とり天やかき揚げが人気。かけうどんのほか、ぶっかけうどん（温・冷）、とり卵天定食、うどん定食も用意。店内では、だし用昆布や塩昆布など昆布商品が購入できます。

こしのある太麺うどん 女性が入りやすい店に

かき揚げうどん　720円

　野菜のかき揚げはボリューム抜群。薬味のネギ、ショウガ、天かすは別になっていて、好みで入れるようになっている。麺は長い太麺。包丁切りならではのねじれがあるため、だしをからめて味わうことができる。

平日限定のサービスも 麺打ちも席から見える

　母娘が営む同店は、大阪のうどん屋で基本を学び、何度も試作を繰り返し、オリジナルの麺とだしをあみ出しました。こしがあり、のどごし良く、伸びないように考えられた麺です。また「練り」の工程は通常より倍の時間を掛け、また天気によって塩水を変えて練り上げています。
　かけうどんは500円、和風の人気のカレーうどんは650円からと、全体的にリーズナブル。来店者から「こんなに安くていいの？」と言われることがあるそうです。平日のランチタイム限定でうどん代にプラス300円でコーヒーか紅茶、デザート付き。女性にうれしいサービスです。

こし強めの自家製麺を特製だししょう油で

名物たまちゃんUDON　500円

　店舗に併設する手打ち室で店主自ら製麺。県産の新鮮卵は、ゆでたての熱い麺に、メレンゲにした卵白と卵黄にしてトッピング。かき混ぜると、ふわっとした卵の食感と、特製だししょう油が麺に絡み合い、他にはないうどんを味わえる。

看板メニュー「たまちゃんUDON」 バリエーション豊富

　東京や京都のうどん屋で修行を重ねてきた店主が開いた店です。毎日製麺する自家製麺は、こしが強めで、だししょう油によく絡みます。名物たまちゃんUDONは、ゆで上がった熱々のうどんに、オリジナルだししょう油をかけて食べます。明太子やカレー、ベーコンとチーズをのせたカルボナーラ風など、バリエーションも豊富です。
　だし派の人にも味わってもらえる鶏天おろしうどん750円のほか、季節に応じたメニューも用意。「“天理うどん”と呼んでもらえるような、地域に愛される店に成長したい」と話します。

讃岐で学び独自に開発　お得なランチも人気

えびとり天うどん単品　1050円

　えび天は女性に、とり天は男性に人気の同店のメニュー。その両方を味わえるのがえびとり天うどん。15時までのランチタイムは炊き込みご飯付きで1250円。もちもち麺、昆布たっぷりのだし。顧客も多い。

手打ち風うどん屋　売り切れることも

　粉は店オリジナルのブレンドです。麺を練り上げて半日以上熟成させます。フードロスを出さない意味も込めて、一日に作る量を決めています。そのため売り切れたら閉店です。
　また一般的なうどんより倍ほどの羅臼昆布を使ったうま味たっぷりのだしは同店の自信作。「原価を考えずおいしさ重視にしたらそうなりました」という店主。だしは、ぶっかけ用、つけダレ用、かけ用と3種類の味を用意し、それに合わせてうどんのゆで時間も変えています。
　2021年7月にオープンして、わずか2年でグーグルで高評価に。ほぼ毎日食べに来る常連客もいるそうです。

食券制で手軽に味わう 安くて毎日通える店に

えび天うどん　750円

　えび天は、できたてのサクサク感を味わって欲しいから、オーダーを聞いてから揚げている。またすばやく提供するため食券制。さらに地域の人が通いやすいように、できるだけ安い価格で提供している。

つるつると食べて　安堵してほしくて

　安堵町に気軽に入れる飲食店が少なかったことで、うどん、そば、丼の店を昨年9月30日にオープンしました。「つるつると食べて（また縁起のよい鶴という言葉もかけて）、安堵する」ことから店名がつるあん。地域に寄り添うような形で運営することに決めており、町内の製麺所の麺を使い、米も地元産です。近隣の卵、野菜もできるだけ地元の物を使用しています。
　オープンまで何もかも一から開発したという同店のスタッフ。だしは、納得するものができるまで約1年かかったとか。麺は柔らかめ、だしのうま味たっぷりで麺との相性がばつぐんです。カレーうどんも人気で売り切れてしまうこともあります。またメニューが豊富で、新メニューも開発中です。全品テイクアウト可。電話予約もしています。

ほかにはないカレーうどんを こだわりのだしにスパイス効かせ

鶏天カレーうどん（小ごはん付き）　1100円

　スパイスを効かせ、癖になる辛さのカレーに国産小麦を100％使用したコシのある麺と奥深い味わいのだし。鶏天は、厳選した高知産の国産ショウガを使い、綿実油で揚げたこだわりのメニューで同店の一番人気。

身体に良い物を厳選 だしも完全無添加無化学調味料で

　30年間ラーメン店天下一品があった場所に、昨年秋うどん店がオープン。同地のオーナーが元々うどん職人だったといい、大阪の本店に続く2号店です。
　「真の健康は口に入る物から。本当に体に良いものを」との思いから、麺は国産小麦を100％使用した手作り。だしも厳選した素材を完全無添加、無化学調味料で時間を掛けて作っています。通常のだしに比べ素材を3倍ほど入れているという濃いだしは奥深い味わいに。スパイスを効かせたカレーうどんも人気メニューです。
　「また来たいと思ってもらえるような店にしたい」と店長の宮城孝明さん（41）。

極力無添加にこだわって 良い食材たっぷり使い

ちゅるちゅる三昧のおうどん　1900円

　きつねに天ぷら、和牛肉、卵、ワカメとたっぷり具が乗った豪華な一品。国産のカツオと北海道産の昆布をたっぷり使っただしに、国産小麦を使った手打ち麺を使用。食材は極力無添加のものを使っている。

店主はフレンチ出身　丼や定食メニューも充実

　そばやうどんのほか、丼や定食も豊富な同店。店主の松村達也さん（45）はフレンチの専門学校を出て、大阪のフレンチレストランで働いた経歴の持ち主。レギュラーメニューのほかに季節ごとの特選メニューもあり、その中には炙りチーズとカキフライのカレーおうどんなど、フレンチのアレンジを加えたメニューも登場します。
　麺やだし、ドレッシングもすべて手作り。良い食材を使うため価格は高めですが、それだけの内容のものを出していると自信を持って提供しています。
　個室もあり貸切も可能。お弁当の仕出しも行っています。

国産小麦粉をブレンドした手打ち麺　豊富なメニューで定食も人気

カレーうどん単品　950円

　一番人気はカレーうどん。うどんにご飯、サラダ、一品を付けて定食にすることもできる(1300円＝写真)。ボリュームがあって満足度も高い。ほかにも16種ほどの温かいうどんメニューがある。

アットホームな雰囲気　老若男女を問わず県内外から

　うどんを中心に、フライ定食やカレーライスなどもある豊富なラインナップ。うどんは北海道や三重産の小麦粉を独自ブレンドした自家製麺で、細麺でありながらコシもしっかり。盛り付けも美しく食べやすいと老若男女に好評です。
　大阪のだし専門店伝授のうどんだしも麺との相性抜群。一番人気のカレーうどんは玉ねぎと牛肉をじっくりと炊いて甘みを出したマイルドな味わいです。うどんモーニングもあり、それを目当てに来店する人も多いとか。家族が一致団結、仲のよさが店の雰囲気にもあらわれている癒やしのうどんカフェです。

名店の味を受け継いだ奈良で唯一の細うどん提供

天ぷらみぞれあんかけうどん（ゆず入り）　1000円

　今年初登場の季節限定うどん。寒い時期に身体を温めるあんかけに大根おろし、ユズの香りが漂う人気メニュー。大阪の人気店の味を受け継ぎ、奈良県では同店のみという半透明の細麺にオリジナルのブレンドだしを使用。

揚げたてゆでたて一番おいしい時に食べてほしい

　大阪で人気のうどん店「飩棒」（とんぼ）で10年以上調理を担当していた仲宗根健一さん（53）・るみ子さん（49）夫妻が一昨年4月にオープン。特別に打ち方を教わったという同店独自の半透明の細麺や、だしもオリジナルのブレンドだしを受け継ぎ、奈良県内ではここでしか味わえない味を提供。
　麺は注文を受けてからゆでます。天ぷらもうどんに合わせて揚げるため時間が掛かることもありますが、「一番おいしい時に食べてほしい」とのこと。トッピングは自由に選べ、アレンジも可能。毎日食べにくる常連客もいるそうです。