マイナス10歳をキープ 健康体操で医者いらず~vol.2 冬にやっておきたい運動3選
奈良の女性が、より豊かに自分の人生を楽しめるために活動している「Physio room つぐ穂」の清水くみこさん。理学療法士として医療機関での勤務経験もある整体師だからからこそお伝えできる、健康を保つための秘訣をお話しいただきます。
急に寒くなり、周りでも体調を崩してしまう方が多くいらっしゃいます。季節の変わり目にちょっとくらい体調を崩し、寝込むのは身体のデトックスにも必要。自分でなんとか出来るくらいのデトックスで乗り切れるよう、日ごろから免疫機能をあげておきたいですね。そこで、免疫機能をあげ、ごきげんに冬を過ごすために必要な運動3選をお伝えします。
まずは呼吸
運動といっても、まずは呼吸!呼吸って1日2万回以上しているんです。デスクワークが多く、何かと座っていることが多い現代人。知らない間にしっかり「吐く」ことができなくなっています。
横隔膜を動かす本来の深い呼吸をすることで、体幹をしっかり支えられるようになります。深い呼吸が出来ると、横隔膜が上下して、腸を4㎝程度も押し下げてくれます。腸マッサージが呼吸でできてしまうことも-。蠕動(ぜんどう)運動が起きやすい夜中に、しっかり腸をマッサージ出来るよう、「寝る前の深い呼吸」が大切です。いろんな呼吸法がありますが、「この呼吸法を!」というよりは、まずは、自分が知っている"いろいろな呼吸をやってみる" ことをおすすめします。好きな呼吸法ばかりやっていて、実はぽっこりお腹になるのを助長していたという事例もあります。ひとつに偏らず、いろんなものを試してみてください。
背骨を動かす
自律神経を整える意味でも、日々の動きを良くする上でもとっても大切。背骨には交感神経節や副交感神経節があります。背骨の動きが悪いことで、交感神経も副交感神経も働きが弱くなってしまいます。手先や足先に痛みを抱えている方の多くは、背骨が一本の棒状態になっています。先ずは、座って、または寝て、自分の背骨をイメージしてみてください。いくつありそうですか。塊でイメージしていますか。全くイメージ出来ない方は、届く範囲で触ってみてください。
※言葉で伝えにくいので、次回以降の回で動画でお届けします。
脚の筋肉を使う
前回の記事でもお伝えした通り、免疫力をアップさせるには体温を上げることが必要です。もちろん、暖かい格好をして外から温めるのもひとつですが、体温を身体の内側から上げようとした時に、食事をしっかり食べたり、身体の筋肉をしっかり使って熱を自分で産生することが重要になります。太ももの筋肉って、身体の中で一番大きい。だから熱を産生するのにとても効率が良いんです。
おすすめの運動
・ウオーキング
・ハーフスクワット
ウオーキングは呼吸リズムを合わせて行うことで、より効率よくなります。10分でもいいので、呼吸のリズムを決めて一定の速さで歩くこと(犬のお散歩はまた別)をやってみてください。
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※このページの内容は2023年12月15日現在のものです。