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探してでも行ってみたい こんなところにこんなステキなお店
大通りから一本中に入ったところや路地裏、山の中など、「こんなところに」と思う場所にステキな店があることも。今回はそんな店を紹介。各店テイクアウトできる商品もあるので、春の一日、探しながら出かけてみてはいかがでしょう。
目次
cafe onwa【奈良市】
住宅街の路地の小さな古家を改装 多様社会に対応できるメニューを
店のメニューは全てビーガンまたはグルテンフリー。宗教や主義、アレルギーなど、さまざまな理由で食べられないものがある人たちが集まっても、一緒に食べられるおいしい料理を目指す。
素材も徹底管理 しっかりとした味に満足
住宅街の路地の小さな古家を改装した店で、ビーガン、グルテンフリーの料理やスイーツを提供しています。全て卵や乳製品を使わないビーガンで、小麦粉も使用しないグルテンフリーというこだわりで、わざわざ県外から訪れる人も多いそうです。
スイーツは常時5~6種類を用意。季節のフルーツをたっぷり使ったタルトやイチゴのタルト、モンブランタルト、チョコレートタルトなどが並び、有機栽培のお茶と楽しめます。甘味も濃厚さもしっかりとあり、動物性食材を使っていないとは思えないほどです。ランチはワンプレートランチとからあげ丼の2種類で、いずれもテイクアウト可能です。
cafe onwa
住所
奈良市三条大宮町3-23
TEL
SNS
営業時間
11時~17時(土曜日のみ20時まで営業)
定休日
月曜、火曜日
駐車場
2台
地図
cafe H&B(ヘルシー・ハーブ アンド ビューティー)【奈良市】
秋篠川沿いの住宅街 美と健康とハーブを追求
一番人気はH&Bプレート1760円。発酵食品などを使った5~6種の副菜とサラダ、メイン、玄米などがワンプレートに。メディカルハーブやスーパーフードを積極的に使った美と健康を意識したメニュー。
地産地消を心がけ旬の素材を積極的に使う
メディカルハーブ、ハーブセラピスト、食生活アドバイザーなどの資格を持つ杉本世梨子さんが夢だったカフェをオープン。ビーガンを意識しながらも、幅広い世代に楽しんでもらえるように考えた、バランス感のある献立が人気です。
スイーツでも、ビーガンパンケーキもあれば、濃厚なバスクチーズケーキも用意するなど、訪れた人がその時の気分で選べるよう多様なメニューを用意しています。ワンプレートやスイーツ、ドリンクなど全てのメニューがテイクアウト可能です。「コロナ禍だからこそ、免疫力を上げつつ、心もリラックスしてくだい」と杉本さん。
cafe H&B
住所
奈良市中山町西4丁目535-201
TEL
SNS
営業時間
11時~20時
定休日
日曜、第3月曜日
駐車場
3台
地図
coffee&bread ひるねこ【奈良市】
迷路のような路地も楽しんで 昼下がりにほっこりと
一番人気のシャリーゼプリン750円は、凍らせたプリンをミキサーで攪拌(かくはん)させた、飲んで食べられるスイーツ。かき氷とは違ったシャリシャリとした新しい食感を楽しめる。
路地裏の静かな店 素材のうま味を楽しむ
店名の通り、縁側で昼寝をする猫をイメージしたほっこりした雰囲気。葛城ガーデンファームの卵を使ったプリンは、「子どものころ初めて作ったスイーツがプリン」と話す調理担当の梅本茉美さんの一押し商品。
ランチは、火、木、金曜日がおにぎりの日。おにぎりの米は県産米を使い、シンプルな塩にぎりと、卵焼きとみそ汁をセット。月、土、日曜日のパンの日は、スープとサラダがセットで、国産の全粒粉を使って店内で焼いた食パンをオリーブオイルと塩で味わいます。
店で提供している食パンは要予約で購入することもできます。
coffee&bread ひるねこ
住所
奈良市南市町2-3
TEL
SNS
営業時間
11時30分~18時
定休日
毎週水曜、第1・3木曜日
駐車場
なし(近隣の有料駐車場利用)
地図
やさい菓子工房cocoai 大和高原店【天理市】
田園と森に囲まれた古民家カフェ 暮らしに寄り添うスイーツ
広い庭を囲むように、工房と店、カフェが並び、景色を眺め、優しいスイーツを味わいながら心地のいい時間を過ごすことができる。写真は3月のマンスリースイーツ「桜とベリーのモンブラン」。
身体にやさしいを大切に 未来の健康に貢献したい
奈良県産の小麦粉や米粉など身体に優しい素材を大切にしたスイーツショップを橿原に開いて12年。昨年、大和高原の里山に古民家を改装した工房とカフェをオープンしました。「食べることは生きること。ここで暮らし全てを表現したい」というオーナーパティシエの原田知里さん(43)。2人の子どもの母として安心の食にこだわります。カフェではオーガニックの飲み物も味わうことができ、やさしい甘さのお菓子と共に身も心も癒やされます。なお地元産の卵や米粉を使ったカヌレは同店のみで販売。マンスリースイーツ(八木駅前店でも販売)も要注目です。
やさい菓子工房cocoai(ココアイ) 大和高原店
住所
天理市福住8558
TEL
WEBサイト
SNS
営業時間
10時~16時
定休日
水曜日
駐車場
あり
地図
まほろばフォレスト(MAHO-ROBA forest)【生駒市】
生駒山の森に囲まれた季節感じるレストラン
生駒山の中腹にあるレストラン。カーナビでは違う場所を示すため、グーグルマップで来店を。ランチは3300円。11時30分からと14時からの2部制で要予約。ティータイムは16時から。前もって電話は必要。
大和野菜を取り入れた創作ランチを味わう
壱分インターからアクセスがよく、県外から訪れる人が多いという同店。
「森の中で鳥の声を聞き、木の間から差し込む日の光が天井の布に映るさまを感じてもらえれば」というオーナー。豊かな自然の中でくつろいでもらうため、レストランをオープンしたそうです。
地元の大和野菜も含む、大阪やまはる農園の新鮮野菜でつくるランチは独創的で華やか。スープ、サラダ、パン、前菜が2つ、メイン、デザート、飲み物というお得なコースです。また弁当(1個1100円~)も8個以上で受付。10km以内で無料配送しています。
まほろばフォレスト(MAHO-ROBA forest)
住所
生駒市小倉寺町569-5
TEL
WEBサイト
SNS
営業時間
11時30分~
定休日
週2回、不定休。ホームページとインスタでお知らせ。
駐車場
4台
地図
Pranzo.coco【香芝市】
大通りから一本中に テイクアウトにも対応
テイクアウトで人気のロコモコ弁当850円(右)と子育て中のお母さんを応援する思いから作ったお子さま弁当450円。すべて添加物や冷凍食品を使わず店内調理で、子育てを経験した主婦たちのこだわりがメニューに。
大変な時期だからこそホッとできる場所に
「大変な時だからこそ、子育てをしてきた地元に癒やされる場所を作りたかった」と昨年7月にオープン。スタッフはオーナーが直接声を掛けた、子育てをしてきた女性ばかり。それぞれの得意分野を生かして店づくりを行っています。メニューはプレートからパスタ、サンドやスイーツなど。パスタ以外のメニューはテイクアウトにも対応しています。スタッフ同士はもちろん、来店客との距離も近くアットホームな雰囲気。「子どもからお年寄りまで全ての人に優しい店にしたい」とオーナー。夜は予約限定ディナーで、周りに気を使わず食事を楽しめます。
Pranzo.coco
住所
香芝市上中841-6
TEL
SNS
営業時間
モーニング:9時~10時30分。
ランチタイム:10時30分~15時。
15時以降1組限定ディナー(要予約)。
定休日
不定休(月2回程度)
駐車場
3台
地図
ガレットとクレープときどき石窯パン Meli-Melo(メリメロ)【宇陀市】
室生の山中で味わうフランス人店主の本格ガレット
日替わりのガレットは1~3種類。この日は愛農高校ソーセージ、大根、ホウレンソウ、ジャガイモ、平飼い卵、ゴーダチーズを使った「ペイザン」1450円。ガレットにはたっぷりの有機サラダ付き。持ち帰りも可。
田舎の良さを伝えたい 曜日限定石窯パンも人気
田舎暮らしがしたいと、10年前から室生に住むフランス人のシャボールシルヴァンさん(43)と育さん(41)夫妻が3年前にオープン。フランスでおなじみのガレットを、本格的でありながら「メリメロ=混ぜ混ぜ」という店名の通り、フランスの材料にこだわらず提供しています。生地は福井県産の在来種・オーガニックのそば粉と天然水、天然塩のみ使って発酵させたもの。野菜もなるべく近くで仕入れています。
「田舎の人は優しい」と話すシルヴァンさん。もっと若い人たちにも田舎に住む良さを知ってほしいと、ガレットや石窯のパンを焼いています。
ガレットとクレープときどき石窯パン Meli-Melo(メリメロ)
住所
宇陀市室生下田口1761
TEL
WEBサイト
https://brog-melimelo.tumblr.com/
SNS
営業時間
11時~16時
定休日
月~水曜、第2土曜日
※日曜日は時々営業。イベント出店等で臨時休業あり。
駐車場
あり
※「ふるさと元気村」の駐車場に駐車可。
地図
Cafeきなり【橿原市】
住宅地の隠れカフェでほぼ地産地消ランチを
国道から少し離れただけなのに田畑と集落が混在する場所になる。住宅地の入口に看板、すぐにCafeきなりが見えてくる。オーナー家族が作る野菜と米が中心のヘルシーなランチは1430円、ドリンク付きで1500円。
野菜ふんだんのランチ 見た目と味にひと工夫
昭和の民家を利用したカフェで提供するランチは旬の野菜がたっぷり。できるだけ農薬を使わず育てた野菜なので、虫食いの穴空き野菜も入ります。虫が食べる野菜は安全安心。虫や土が残らないようにしっかり洗って提供します。また野菜を無駄なく使うのがモットー。ブロッコリーなら茎、皮も利用するので「これ何の野菜?」といわれるそうです。
オーナーは栄養士と調理師の両方の資格を持ち、料理するのが大好き。見た目や味付けも創意工夫がみられます。テイクアウトは前日までの要予約で1100円。こちらも彩りよく野菜ふんだんに使用しています。
Cafeきなり
住所
橿原市曽我町1119-3
TEL
SNS
営業時間
11時~16時
定休日
日曜日と不定休
(週2日休み。※祝日と土曜日は除く)
駐車場
6台
地図
chocobanashi 一ツ橋チョコスタンド店【五條市】
五條新町通りの老舗店がおやつ文化の新たな拠点に
カカオ豆から製造、販売まで行う「bean to barチョコレート」専門店。ガーナやベトナムなどカカオ豆の産地別やスパイスを加えた板チョコを販売1080円~1620円。パッケージも産地をイメージしたデザインに。
豆から製造販売まで目の前で 産地や作り手も感じられる店
100年以上親しまれてきた餅商一ツ橋が数年前に閉店。その跡に「おやつ文化を残したい」とチョコスタンドがオープンしました。運営するのは五條新町通りに刺しゅうと暮らしの店を構えるインド刺しゅうを使った洋服ブランド「イトバナシ」代表の伊達文香さん(30)。これまで関わりがあった国ではカカオ豆も生産されており、そのつながりからチョコを選びました。チョコはカカオ豆とオーガニックシュガーから作るシンプルなもの。商品開発には大学で化学の研究を行ってきた工場長の杉川幸太さん(38)が携わり、化学的においしいチョコレートを目指しています。
chocobanashi 一ツ橋チョコスタンド店
住所
五條市五條1-3-1(旧餅商一ツ橋)
TEL
SNS
営業時間
11時~17時
定休日
金曜、土曜、日曜、祝日
駐車場
あり
地図
樸木(あらき)【安堵町】
庭のミモザがお出迎え 緑に囲まれたカフェ
3月で25年を迎える樸木。常連は迷わず到着するが、幹線道路の小さな案内看板を見つけられず通り過ぎる人は多い。パンはオープン当初から自家製の天然酵母を使用。画像は人気のスープセットランチ1210円。
いつも楽しめるようにパンやお菓子の日あり
2階は常設の展示、絵本もたくさんあります。3月の庭はミモザとクリスマスローズが見ごろです。
パンは国産小麦、自家製酵母で油を使わず作ります。しっかりとした噛み応え、モチモチした食感が特徴です。食パンは324円~。菓子類は菜種油を使用。ゼロからレシピを作ったとあって独創的なパンやお菓子が並びます。気軽に食べてほしいからミニクッキーは162円~、タルト類は378円とリーズナブルな価格です。(各テイクアウト価格)またドイツパンの日、フィンランドパンの日など何か楽しみな日を週一で設定しています。
樸木(あらき)
住所
生駒郡安堵町窪田190-1
TEL
WEBサイト
SNS
営業時間
モーニング:10時30分~11時30分。
ランチ:12時~14時。
お茶・軽食:12時~17時(L.O.16時30分)
定休日
日曜、月曜、火曜日(第1日曜日は営業)
駐車場
あり
地図
※このページの内容は2022年3月4日現在のものです。