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一度は訪れたい 奥大和再発見の旅

 奥大和は奈良県の東部と南部の地域です。美しい自然に恵まれ、文化的にも豊か。最近は新しい施設や店が次々オープンし、より魅力を増しています。奈良に住んでいてもまだまだ知らないところがいっぱい。新たな楽しみを求めて、ドライブに出掛けませんか。

目次

うだ薬湯の宿 やたきや【宇陀市】

テーマはヘルスツーリズム 地元野菜や薬草で創作イタリアン

 5月14日にオープン予定の古民家宿泊施設。本格大和棟づくりで、まさに300年前の体験、体感が可能。建物内のレストランでは気軽にランチを味わうことができる。今後は薬草イベントなども予定している。

 

本格大和棟の古民家宿五感を研ぎ澄まして

 茅葺屋根の本格大和棟造りの建物は高台の庭から見ても壮観。蔵を利用した宿泊棟は築300年の梁や土壁を生かしています。敷地の南側には2反ほどの畑が広がり、大和当帰や大和野菜を栽培。レストランでは季節を感じることができる採れたての野菜や薬草を使った創作イタリアンを味わうことができます(3300円・予約制)。宿のテーマはヘルスツーリズム。「五感を研ぎ澄ましリフレッシュ。奈良の皆さんにもぜひ宿泊してほしい」という理事長の田中正巳さん。時間を忘れて体感してみてはいかがでしょう。

 

宿泊は1日4組のみ。
古民家の建築とモダンなデザインが融合。

 

うだ薬湯の宿 やたきや

住所

宇陀市榛原八滝1835

TEL

0745・85・3650

WEBサイト

https://yatakiya.jp/

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営業時間(ランチ)

11時30分~14時30分

駐車場

あり

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印傳工房 南都【宇陀市】

現代に蘇る奈良時代の技法 現代の名工による「奈良印傳」

 煙で革を染める「燻し(いぶし)」の技法で作られた印傳。革本来の柔らかさ、手触り、軽さが最大限に引き出され、漆を付けた印傳とは違った風合いを楽しめる。東大寺の国宝「葡萄唐草文染韋」を再現した模様の財布も。

 

手作業で仕上げた一点もの年々人気高まる

 「印傳」は、漆で模様を装飾した商品をイメージする人が多いですが、同工房では奈良時代に取り入れられた「燻し」の技法を再現し、現代に伝えています。代表の南浦太市郎さんは印傳製造工としての業績が認められ令和2年度黄綬褒章が授与されました。
 工房には、漆付け技法、染抜き技法、燻し技法で作られた商品が多数並び、愛好家が全国各地から訪れるそう。また南浦さんが収集し大切に保管している貴重な古い印傳の品も見ることができます。

 

これまで持っていた印傳のイメージが払拭されるかも。

 

印傳工房 南都

住所

宇陀市菟田野古市場432

TEL

0745・84・3766

WEBサイト

https://nara-inden.jp/

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営業時間

平日9時~17時
土曜・日曜・祝日10時~17時(時間外の来店は応相談)

定休日

不定休

駐車

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そにのわマルシェ【曽爾村】

曽爾村の食が集まる 水曜日のマルシェ

 曽爾村の農家の野菜、加工品が集まるマルシェはそにのわの台所katteで毎週水曜日のみ開催する。またオンラインストアでは通販も受付。定期便の注文も多い。

 

食の起点になる場所に村の特産品が集まる

 地元農家の野菜を気軽に買える場所を作りたいということで始まったマルシェ。村民が買いやすい日を選んで水曜日開催となりました。
 村役場から徒歩1分。バス停から一歩入った「そにのわの台所katte」が会場です。普段はシェアキッチンやシェアルームとして使用。常設のショップもあり、みそ、トマトソースなどの加工品は平日いつでも購入できます。

 

農家と生産者と購入者を結ぶ場所に。

 

そにのわの台所katte

住所

曽爾村今井466

TEL

0745・88・9824

WEBサイト

https://katte.kitchen/

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営業時間

マルシェ:毎週水曜日11時~16時
ショップ:平日10時~17時

定休日

土曜・日曜・祝日

駐車場

車は役場に置いて来場

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古道具 山ノ葉【曽爾村】

女性が入りやすい店 お土産に古道具を

 古い工場を利用した建物。木造トラス構造の梁がモダンな空間を演出している。主に昭和時代の家具や食器などの古道具を扱う。手ごろな値段設定で雑貨感覚で購入できる。観光のついでに立ち寄る女性が多い。

 

週末オープンする店舗広い空間でお宝さがし

 木津川市から曽爾村に移転して2年。祖母宅の15年使われてなかったふとん工場を片づけて店舗にしました。木の梁にレトロなランプシェードが吊り下げられています。暮らしに取り入れたい物が並ぶ古道具屋です。
 「日本の古い物はつくりが良くて味があります。気軽に入れるような店づくりをしています」と古道具歴20年、店主の柳原寛吾さん(48)は話します。 古道具は、すぐに使えるように手入れをしているそうです。

 

暮らしの古道具と書かれた壁が目印。
国道からも確認できる。

 

古道具 山ノ葉

住所

曽爾村山粕1154-2

TEL

0745・96・2755

WEBサイト

https://furudougu-yamanoha.square.site

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営業時間

土曜・日曜・月曜・祝日:11時~18時

定休日

火~金曜日

駐車場

可(スペースあり)

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PROP【吉野町】

オーダーメイド家具でほっとする時間と空間を

 オーダーメイド家具をメインとした工房兼ショールーム。注文に応じて材木もデザインも選んで作る。「私たちの作る家具が、ほっと落ち着ける場所を提供できたらうれしい」と代表の湯浅則夫さん。材木の町で木の魅力を伝えている。

 

個々のカルテでフィッティング無垢の木の魅力を体感

 フィッティングのために個々のカルテを制作。その人のサイズやライフスタイルに沿い、アドバイスしながら注文に応じて家具を制作しています。「最近は吉野材で作ってほしい」というオーダーも増えているそうで、新鮮な木材が手に入る町だからこその物づくりを大切にしています。ショールームではサンプルの家具や無垢の木の良さを体感することができ、実際に制作の様子を見ることも可能。他府県からの来店者も多く、設計士やデザイナーなどプロも頻繁に訪れます。

 

実際に家具に触ったり座ったりして体感。
いろいろな樹種のサンプルも置いている。

 

PROP

住所

吉野町橋屋57-11

TEL

0746・42・8180

WEBサイト

http://prop-furniture.com/

※来訪の場合はコンタクトフォームから事前に予約を。

営業時間

9時~17時

定休日

日曜日・祝日

駐車場

あり

地図

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あつまり食堂【川上村】

姉妹で営む村の憩いの場

 日替わり定食800円は「お皿がいっぱいになるように」とたっぷりの総菜が彩りよく盛り付けられ、料理に添える漬物は、縁のある橿原市の漬物店「十辺舎」のもの。十辺舎の漬物をふんだんに使った漬け物丼も人気。

 

大自然の恵みをふんだんに地元に愛される食堂

 シンプルな家庭料理ながらも、川上村で生まれ育った姉妹の思いが込められたメニューが楽しめます。福祉の仕事に携わった経験を生かし「地域のみんなの台所」になれるようにとメニューにもこだわりが。川上村の大自然で育った野菜をできる限り使い、みそなど保存食品も可能な範囲で自分たちで仕込みます。 要予約で弁当のテイクアウトにも対応。漬け物丼は以前十辺舎で提供していたレシピを受け継いだもので、これから暑くなる季節におすすめです。

 

美しい姿で知られる「白屋橋」の近く、国道を反れて少し高台にある。
「人知」バス停と赤いのぼり旗が目印。

 

あつまり食堂

住所

川上村人知60

TEL

080・8546・5461

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営業時間

月曜・火曜・水曜・土曜日の10時~16時

駐車場

6台

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rin+(りんプラス)【黒滝村】

直接エンドユーザーに吉野の木の良さ伝えたい

 道の駅「吉野路黒滝」に昨年オープン。長年林業に携わってきた豊永林業が吉野の木の良さを伝えたいと、アロマオイル、アロマボックス(写真)、ヒノキの入浴剤など黒滝村や天川村の木材を使って作った商品を販売している。

 

産地によって異なる木材自分へのごほうびに

 「林業にプラスして、もっと木を知ってもらいたい」と、林業に長年関わってきた豊永林業がオープン。直接エンドユーザーに木の良さを伝えられるよう、商品を販売しています。木材は産地によって異なります。違いを知った上で、吉野の木を選んでもらうことが願いです。アロマオイルや入浴剤、キッチングッズのほか、天川村神童子山から明治初期に伐採された木などで作られたウッドビーズも、ハンドメイドの材料としても人気です。

 

道の駅「吉野路黒滝」の一角。
自分へのごほうびやプレゼントにしたくなるような商品が並ぶ。

 

rin+(りんプラス)

住所

黒滝村大字長瀬22

TEL

0747・52・2026(豊永林業)

SNS

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営業時間

9時~15時

定休日

火曜日

※冬季や天候により変更あり。

駐車場

道の駅駐車場

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ひらべん茶屋【天川村】

天川の果実をメインに使い天川にない商品を作って販売

 天川村の果実にこだわったジャムを作る中で、良い果物が手に入ったことからフルーツサンド400円~500円も販売。イチゴは5月まではあすかルビーを。7月ごろからは洞川いちごを使用。栗の渋皮煮のサンドは季節限定の販売。

 

手作りにこだわり求められる商品を

 天川村洞川の入り口に昨年春オープン。同じ場所にあった店舗と店名を引き継ぎ、天川村産の果実にこだわったジャムの販売を始めました。作っているのは昨年まで学校給食の調理に携わっていた中山聡美さん(60)。そのため衛生管理は体に染みついています。息子の匠さん(32)がデザインを担当し、SNSでも情報を発信。フルーツサンドにとどまらず、天川村にない商品を作りたいと、スムージーやバーガーなど、季節に応じて新しい商品も作り続けています。

 

洞川温泉センターから温泉街に向かってすぐ。
大きな人気キャラクターが目印に。

 

ひらべん茶屋

住所

天川村洞川28

TEL

090・9046・6018(営業時間内のみ)

SNS

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営業時間

11時~17時

※変更の場合あり

定休日

不定休

駐車場

あり

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くらふとしょっぷ 山幸(やまこう)【天川村】

地元の人の作品を展示販売 民家の一棟貸しも

 すぐ近くに住む女性が我流で作る切り絵。要望を聞いて作ることもあるそう。

 

リタイヤ後故郷に戻り 地元を少しでもにぎやかに

 数年前まで東京で働いていた山口登(69)さんが、地元で何かしようと、地域の人の作品を集めて展示販売するクラフトショップをオープン。近所の女性が作る切り絵やアクセサリーなど、手作り作品が所狭しと並べられています。ショップの奥は民家を一棟貸しとして提供。家族連れなどに好評とのことです。

 

ヒノキのカッティングボードや手作りのアクセサリーなども販売している。

 

くらふとしょっぷ 山幸(やまこう)

住所

天川村洞川360-1

TEL

080・3973・0241(山口)

営業時間

9時~17時ごろ

定休日

不定休HPのみ

地図

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手作りパン工房かんばし【天川村】

天川村で唯一のパン屋 洞川温泉街を見渡せる2階席も

 人気の塩パン190円や果実の入ったりんごパン180円などを販売。2階のテラス席からの景色は必見。

 

大峰山への登山者や観光客にも人気のパン

 作るのが元々好きだという神橋孝子さん(73)が、人に教える腕前を持つパンを自己流にアレンジして作る手作りのパンや塩おかきなどを販売。天川村で唯一のパン屋として、観光客にも人気の店です。あんぱんは近くでとれるヨモギを使うなど、季節に応じて変わります。買ったパンは2階で食べることもでき、洞川の街並みを見渡せる眺望は必見です。

 

向い合って温泉宿が建ち並ぶ洞川で、唯一向かいの建物がないため見晴らしが良い。

 

手作りパン工房かんばし

住所

天川村洞川200

TEL

0747・64・0628

営業時間

9時~19時ごろ

定休日

不定休

地図

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空中の村【十津川村】

風を感じて遊ぶ森 運動になるつり橋

 「こんなふうに体を網にゆだねることができる」と説明する代表のジョランさん。木と木の間に、網のつり橋を張り巡らし、場所によって網の張る硬さを変えバランス感覚を養う。最高12mの世界。対象年齢3~100歳。

 

ファミリーで遊ぶ大人同士で過ごす

 大人が森で遊ぶ目的でできた施設は日本初。元地域おこし協力隊、現在空中の村代表のジョラン・フェレリさんのアイデアです。
 網の上を歩くと普段使わない筋力を使います。空中のエリア別にトランポリン、ハンモック、読書、ピクニックなど楽しめます。またWi-Fiが全域で使えるためテレワークが可能です。サービスの飲み物、販売用菓子類、トイレットペーパーまでオーガニックです。環境にやさしい物を設置しています。

 

2ヘクタールの敷地。
春はシャクナゲが次々と開花する。
雨天休業。

 

空中の村

住所

十津川村小川112 21世紀の森

TEL

0746・62・0567

WEBサイト

https://kuuchuu-no-mura.com/

※雨天休園日はホームページでお知らせ

入場料

大人2000円、中学生以下1500円

※土日祝は各500円増(時間無制限)

営業時間

3月1日~11月30日の9時~17時

定休日

火曜日、雨天、8月20日の慰霊祭の日。冬季休園。

駐車場

あり

地図

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瀞(どろ)ホテル【十津川村】

ホテルの名前を残し瀞峡で遊ぶ拠点に

 同ホテルは大正6年創業。当時は材木を運ぶ筏師(いかだし)の宿としてオープン。近年は予約制で食事、レンタルルーム、カヌー・サップ・自転車・釣り道具の貸出もある。

 

家族でプチ旅行 大正時代を感じて

 瀞ホテルの名前のまま、いずれは宿泊施設に戻すことを目標にしているそうです。
 貸切休憩室は2部屋。ワーキングスペースにしたり、アクティビティの活動に利用する人もいます。ハヤシライスは前日午前中まで、季節のご飯は3日前までの予約が必要です。貸切休憩室も食事も前もってメールで予約を受付。不定休のため、ホームページなどで事前に営業日の確認を。

 

ノスタルジックな大正建築物。
県指定文化財。

 

瀞ホテル

住所

十津川村神下田戸405

TEL

0746・69・0003

WEBサイト

https://dorohotel.jp/

営業時間

貸切休憩室は10時~16時、喫茶は11時30分~14時

定休日

不定休。
ホームページでお知らせ。

駐車場

専用はなし。
観光用無料駐車場あり。

地図

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※このページの内容は2022年5月13日現在のものです。

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