音羽山観音寺 後藤住職の花だより 年末から新年編
年末、住職の言う「年を越したくない仕事」を片づけるために、奉仕に人が集まりました。記者と静岡から参加した支援者はギンナンの皮むき。男性は奈良漬の大樽を移動。新年、やっぱり集まった人で奉仕しました。庭の山野草たちは静かに春を待っています。
小さな庭の勢力図 春を待ちわびて
年末に降った雪がなかなか溶けない状態でした。それでも春を待ちわびてミツマタはツボミを付けていました。
毎年4月くらいに訪れるとサクラソウが満開です。植木鉢のあちこちにもう芽が出てきました。
「そのサクラソウは植えてないの。勝手に出てきたの。種が飛んでいったのね」
菊が終わったプラスチックの茶色のプランターにいっぱい芽がでていましたが…。
「それも勝手に芽が出てきたのよ」
植えたようにしか見えませんでした。庭の花々の勢力争いがもう始まっているのです。
年末年始は大忙し。庭をゆっくりと愛でる暇がありません。
これはダイコンでしょうかー。住職に庭で撮った画像を見せました。
「それは辛みダイコン。それも勝手に出てきたわ」
野菜までそうですか。小さな住職の庭はどんな春を迎えるのでしょうか。楽しみですね。
【音羽山観音寺】
山の中にある尼寺。桜井市南音羽
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。
火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門
※このページの内容は2023年1月27日現在のものです。