あしたは晴れ - わらべうたベビーマッサージ
「あかちゃんゆーびーコロコロピッ」―。聞き心地の良いわらべうたのフレーズに乗せて行う「わらべうたベビーマッサージ」。助産師である奥田朱美さん(天理市・67歳)が生み出したオリジナルの「わらべうた」は、育児にとどまらず、女性の人生全般をサポートできるコンテンツへと進化しています。
動作・部位・歌を連動 遊び方触れ方が分かる
「これだけ知っていたら、他に何も知らなくても大丈夫。そんなものを作りたかった」 と話す奥田さん。わらべうたは大人が作詞作曲する童謡とは違い、子ども自身が言葉の延長線上に節をつけたもの。歌いながらベビーマッサージをすることで動作、部位、歌を連動させることができます。また赤ちゃんが好きな「ラ」の音を多く使っているため、この歌を聞くと泣いていた子が泣き止むことも多くあるそうです。
10分程度のわらべうたを使えば、赤ちゃんとの遊び方や触れ方が分かり、裸にした赤ちゃんと目と目を合わせて観察することで、身体の変化や発達状態にも気付けます。「かわいいと思えたら、子育ては100%できたも同じ」と奥田さんは言います。
日本の文化を海外にもシニアにも広がりを
わらべうたベビーマッサージCD付き絵本を自費で出版し、地道に広げる活動を続けました。日本の良い文化を海外にも知らせたいという思いから、英語の歌詞も入れています。NPOを立ち上げ、インストラクターを養成。今では全国や海外で約7000人が活動を続けています。
その後、胎教、キッズ、親子、産後と対象を広げ、同じメロディーを利用して助産師の目線から考えたマッサージやダンスも作り、広めています。シニア世代を対象にした「脳活わらべうた」も始めました。声を出したり、おなかをマッサージすることで脳を活性化させることができ、介護施設などでも取り入れられているそうです。
更年期の正しい知識も女性の一生をサポート
さらに、女性にとって更年期という大きな節目があります。そこで、更年期を迎える前にいろいろな治療法や運動法があるということを正しく知ってもらえるよう、「エイジングわらべうた」も新しく始めました。すべては助産師として、育児やその後の体調の変化に悩む女性を見て、何とかしたいという思いを持ったため。「これで女性の一生をサポートできます」と意気込みを語ります。
【メモ】
NPO法人わらべうたベビーマッサージ研究会
TEL:080・5711・3811
【プレゼント】
「わらべうたベビーマッサージ 書籍改定2 版」1650円を3人に。
希望者はハガキに①名前②郵便番号③住所④電話番号を明記し、
〒630-8686
奈良市法華寺町2番地4、奈良新聞社ならリビング編集室「わらべうたプレゼント」係まで。
2021年8月12日(木) 必着
※このページの内容は2021年8月6日現在のものです。