ファイナンシャル・プランナーに聞くお金の話【4】おひとり様の心得
生活するのに誰もがかかわる「お金」の問題。お金に関する耳寄りな情報を、お金のプロであるファイナンシャル・プランナーに聞く連載。第4回は「おひとり様」のお金に関係する話です。
夫婦でもどちらかはおひとり様に
2020年国勢調査によると、50歳までに1度も結婚していない人の割合を示す「生涯未婚率」は男女とも過去最高を更新しました。
男性25.7%(4人に1人)女性16.4%(6人に1人)となっています。
夫婦でも、どちらかはいずれおひとり様になります。平均寿命の差により圧倒的に女性の方が長生きでおひとり様になる率は高いですが。
最終的にはおひとり様になる人は人口の半分以上~7割近くになるのではないかと思います。今は夫婦2人でも、決して他人事ではないことはお分かりいただけますでしょうか。
おひとり様の心得
以上の現実から、今から心得ておくべきことを一緒に考えていきましょう。
① 終の棲家(すみか)を念頭に入れた住宅プランニング
② 平均余命+α(多めに)を考えたマネープランニング
⇒目安 男性90歳・女性100歳
③ 資産状況の把握
⇒要介護、認知症になった時の財産管理
⇒いつから・誰に・どこで面倒を見てもらうか?
④ 相続の問題
⑤ 死後の問題 (葬儀・埋葬・遺品整理を誰に頼むか)
⇒子、兄弟姉妹、甥姪、友人、業者に依頼(金銭で対応)など
おひとり様は誰も助けてくれないという覚悟で準備しておく必要があります。
今の時代はたとえ子どもがいても迷惑をかけたくないと思う人が多いので、やはり自分の後始末は自分でできるよう、心掛けたいものですね。
【情報提供】
CFP®認定者
廣澤牧子さん
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※このページの内容は2022年4月15日現在のものです。