新学期スタート!子どもの学習空間の整理収納術
子どもが片付けたくなる空間づくり まずは前年度の見直しから
新年度、進学進級した姿を見て、子どもたちの成長を感じる季節ですね。一方で、学校からたくさん配布された新しい教科書や学用品の収納に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
新学期が始まるこの時期は、子どもに片付けを促しやすい、いいタイミングです。ぜひ親子で取り組んでみましょう。
カラーボックスやかごを上手に使うことで誰でも見やすい配置に
最初に「ざっくり収納計画」
まず、どこに何を置くかをざっくり計画します。この段階では、新たな収納用品は買わずに、今家にある家具や空き箱に置き場所を決めます。
先に収納用品を購入してしまうと、この後に行う要不要の判断後に物が減り、その収納用品自体が必要なくなる可能性があるので、ここでは仮収納で計画を立ててください。
次に「要不要の判断」
前年度の教科書やプリント類が残っている場合は、新しい教科書を入れる前にまず取捨選択していきます。
紙類は、片付けの現場でも要不要の判断に迷う人が多いですが、残す基準は、今後その情報を活用するかどうかが目安です。
学習プリントは、間違った個所のやり直しをするなら置いておく、しないないなら処分しましょう。
次に教科書。小学生は、学年をまたいで使用する物や中学受験を検討されている場合には主要教科は置いておく、そうでないなら処分を検討してください。 中学生と高校生は主要教科の教科書や参考書は残しておきましょう。
最後は「分かりやすくかつ出し入れしやすく収納」
日々持って帰ってくる学習プリントは、やり直しをするプリントのみクリアファイルに挟んで学習机の上や教科書近くに残します。それ以外の処分予定のプリントは学習用品置き場にファイルボックスを設けて、そこに放り込むだけの収納がおすすめです。ファイルボックスがいっぱいになってきたら古紙置き場に移動します。
新しい教科書は、カラーボックスや本棚の一番手の届きやすい位置に配置します。その際、倒れないように仕切り付きのブックスタンドやファイルボックスを使うと便利です。学年が上がり量が増えてきた時は、教科でファイルボックスを分けてラベリングするとさらに探しやすいです。
古い教科書で置いておくものは、本棚の一番下や机の下など出し入れしにくい場所でもいいので、新しい教科書とは分けて保管します。
子どもが片付けられない原因の一つに、片付けやすい環境が整っていないことが考えられます。新しい生活が始まったこのタイミングで学習スペースを手始めに、家の中の環境を整えてみましょう。
【取材協力】
奈良のお片づけ・お引越しサポート『ここちいいへや』
代表 中西彰子さん
※このページの内容は2023年4月28日現在のものです。