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住宅での防犯対策

住宅での防犯対策

 令和2年中に、奈良県内で起こった住宅対象侵入窃盗は238件。今年も10月末時点で142件発生しています。まさか自分の家が狙われるとは思わない人もおられるかもしれませんが、油断は禁物です。防犯対策について、県警本部犯罪抑止対策室室長補佐の北久保孝行さんに聞きました。

 

6割以上が無施錠から 空き巣・忍込みが95%

 一般の住宅に侵入して窃盗される手口には、留守宅を狙う「空き巣」。夜間、家の人が寝ている間に忍び込む「忍込み」。昼間、人が在宅している間にすきを見て侵入する「居空(あ)き」の3種類があり、「空き巣」と「忍込み」で95%を占めています。
 侵入手段としては、6割以上が無施錠の窓や勝手口からの侵入。窓ガラス等を破損して侵入するのは4割弱となっています。また今年に入ってからの被害では、中和地域で多く発生している傾向があります。

 

施錠を確実に雨戸も 防犯フィルムや補助錠

 防犯対策としては、基本として戸締りを確実に行うこと。また、雨戸やシャッターも閉める方が望まれます。「シャッターを締めていると留守宅と分かるので、あえて開けておくという人もいますが、犯人の心理としてはシャッターを壊したり、窓を割って入る方がハードルが高くなります」と北久保さん。プロの犯人の場合、下見もしていて無施錠であることや留守になる時間を調べていることもあるそうです。
 施錠をした上で、窓を割られる場合に備えて防犯フィルムを鍵の近くに張ったり、補助錠を付けるなど入られにくくする対策や、防犯カメラ、センサーライトなども効果的とのことです。侵入に時間がかかると犯人があきらめる確率は高くなります。
 また、風呂場やトイレの窓は施錠を忘れがちです。窓の位置が高い所にあっても、近くにエアコンの室外機やゴミ箱等、足場になるようなものがあれば、入られるおそれがあるので注意が必要です。

 

一番悪いのは犯人 自主的な防犯を

 一般的に狙われやすいのは、入り込んでしまえば外から目に付かない目隠しになるような植え込みがある家など。また年末を控えたこの時期は、家にまとまった現金がある場合も多く狙われやすいとのことです。
 「一番悪いのは犯人です。被害に遭わないための自主的な防犯として気を付けてもらえたらありがたい」と北久保さん。県警ではナポくんメールで住宅侵入の窃盗も含めて被害情報を知らせています。「登録して、身近に危険が迫っていることを知って、具体的な行動に移してほしい」とのことです。

 

 

 

 

【メモ】
「ナポくんメール」登録はこちらから

※このページの内容は2021年12月3日現在のものです。

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