ファイナンシャル・プランナーに聞くお金の話【17】電気代!手軽にできる節電方法!
誰もが気になる「お金」に関する情報を、お金のプロであるファイナンシャル・プランナーに聞くこの連載。今回は高騰が続く電気代の節約についてのお話です。
1.世帯別平均電気代
まず、世帯人数別の平均電気代を見てみましょう。
世帯人数が増えるほど、一度に利用する電化製品や、待機電力が発生する電化製品が増えるので、電気代が高くなる傾向にあります。
その他の要因としては、
①電源プラグのつなぎっ放し
②電気サービスの契約内容が最適ではない
③燃料調整費の高騰
以上が考えられます。
2.各電化製品の節約方法
(1)エアコン節約術
①扇風機やサーキュレーターとの併用
空気が循環され、素早く部屋を設定温度に調整することができます。
*サーキュレーターの電気代0.5円/h程度
②フィルター掃除はこまめに行う
ホコリが詰まってしまうと、空気の通りが悪くなり必要な空気を取り込むために過剰な電力を使ってしまいます。
③室外機周辺にはものを置かない
室外機の吹出し口にものを置くと効果が下がります。
④こまめなオンオフは避ける
電源をつけっ放しにして設定温度まで室温を調整したら弱風に切り替えましょう。
(2)冷蔵庫節約術
①設定温度を変更する
季節に合わせて設定温度を見直しましょう。
②冷蔵庫と壁に隙間をつくる
壁側に隙間がないと放熱が上手くいかず、余計な電力を使ってしまいます。
③食材を詰め込みすぎない
吹き出し口からの冷気の流れが悪くなると庫内が均一に冷えなくなります。
④熱いものは冷ましてから入れる
冷やすのに余分なエネルギーが消費されます。
(3)照明器具節約術
①こまめに掃除をする
ランプや傘が汚れると、明るさは極端に低下します。
②電球形蛍光ランプに切り替える
54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換することで年間約2,270円節約できます。
③電球形LEDランプに切り替える
54Wの白熱電球から電球形LEDランプに交換することで年間約2,430円節約できます。
*出典:資源エネルギー庁「照明 無理のない省エネ節約」
(4)洗濯機節約術
①洗濯の回数を少なくする
②洗濯物を満杯に詰め込まない
(5)テレビ節約術
○省エネモードにする
3.電気代は夜間が安くなる
おおむね21時~翌8時までの時間帯が安くなります。
それを活用するために電化製品のタイマー機能を使って、夜間帯に洗濯や炊事をすることで電気代が安くおさえられます。
4.まとめ
電力会社やプランなど多岐にわたってはいますが、エネルギー価格、電気料金の高騰の中、再度、エネチェンジなどの電気料金比較サイトを活用して、再検討をお勧めします。
なお、【5】家計全般(固定費)の見直しも参考にしてください。
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筒井博之さん
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※このページの内容は2023年5月12日現在のものです。