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個性を知って円滑なコミュニケーションを目指すーISD個性心理学とは

 社会生活を送る上で欠かせないのがコミュニケーション。人と人とが意思疎通をしたり、交流を図る行動などを意味します。コロナ禍で、一部は対面からオンラインに変化しましたが、どのような状況にあってもコミュニケーションは大切です。
 互いに円滑なコミュニケーションをするにはどうすればいよいか。一般社団法人ISD個性心理学協会では、「自分を知る」「相手を知る」「個性を生かす」ことで豊かなコミュニケーションが生まれるとしています。
 このほど奈良市内で開催された同協会代表理事の南光史一さんによる講座の内容を紹介します。

 

ISD個性心理学協会代表理事の南光史一さん

 

 

統計と分析、検証を繰り返した心理学

 

 ISD個性心理学(以下、ISD)は「占い」のように思われがちですが、そうではありません。これまで10万人以上のサンプルから「性格」「思考」「行動」の統計と分析、検証を繰り返して構築されたものです。
 この世に同じ人は存在せず、違いを認め受け入れ、比較しない社会であることが大切です。そのためにはまず自分を知ることからスタートします。
 ISDでは、100万通り以上の分類が可能ですが、人の性格がすべて分かるものでもありません。人の性格は、DNA10%、生年月日30%、環境60%で構築されていると考えています。この中の“生まれ持った個性が分かる”としています。
 これを基に考えると、親子であっても、似た性格はほとんどないと思っても過言ではありません。
 

 

まずは個性を知る

 

 ISDの特徴は「長所伸展法」です。マイナスを知って欠点を修正するのではなく、自分を知ってプラスとしてとらえる学問です。ISDで個性を知るメリットとして、大きく3つ上げることができます。

 一つは「コミュニケーション」。自分と相手の個性を知ることで、どうして相手に伝わらないか、どうすれば相手に伝わるかを考えることができます。
 二つめは「ストレスマネージメント」。人間関係でストレスを感じているとき、根本的に解決しなければ、ストレスは積み重なるばかりです。個性を知ることで、タイプの違いを認識・理解し、対処方法を見いだすことができます。
 最後は「自己プロデュース」。自分の持って生まれた才能をどう生かすか。自分を知るために、自分と向き合うことで、今まで気づかなかった持って生まれた才能を見いだせる可能性があります。
 まずは「個性を知る」ところから始めてみると、新しい発見ができると思います。

 

 

 

それぞれの違いを受け入れる

 

 ISDで大切にしていることは自分と自分以外の人は違うことを“受け入れる”ことです。受け入れることで、自分の考えを押し付けず、人と比較しない自分が生まれます。相手の態度にイライラしたり、腹が立つなどの感情は「相手を変えようとしている時」に起こります。
 例えば、子育て中に「なんで親の言うことを聞かないの」とイライラする時があると思います。これは自分の思う通りにならない相手を、自分の思う通りに変えようとしているからです。子どもと親でも違う人です。まずは受け入れるところからスタートすると、今までには見えなかった子どもの一面が見えるはずです。

 

基礎の三分類からスタート

 

 一番基礎となる「MOON」「EARTH」「SUN」の三分類を紹介します。

 

MOON
みんなと仲良くけんかせず、和気あいあいで人格者を目指すためにがんばるタイプ。場の空気を乱さず、みんなと一緒が心地よい。結果までのストーリーが大切で、話が長くなりがち。

 

EARTH
誰からも文句を言われず、一国一城の主。自分の世界を築くためにがんばるタイプ。段取りやスケジュールを考えるのが得意なだけに、ペースを乱されるのがとても苦手。物事は結論から話してしほしい。

 

SUN
束縛されるのが苦手で、臨機応変に動きたい。苦労している姿は見せないけれど、努力は知ってほしいタイプ。気持ちが落ちたときはそっとしておいてほしく、元気になれば自分から戻ってくる。

 

 これは各タイプの一部で、ほかにもいろいろあります。また必ず当てはまるものでもありません。“それぞれに美学が違う”と考えると、わかりやすいかもしれません。同協会WEBサイトに、無料診断コーナーを設けているので、調べてみてください。自分の新しい一面を発見できるかもしれません。

 

 

ISD個性心理学協会WEBサイト
https://www.isd.gr.jp/
 

※このページの内容は2024年3月1日現在のものです。

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