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ファイナンシャル・プランナーに聞くお金の話【19】クレカ積立最新情報

 誰もが気になる「お金」に関する情報を、お金のプロであるファイナンシャル・プランナーに聞くこの連載。今回は積立投資をしながらポイントも獲得できる「クレカ積立」についてのお話です。

 

 

積立投資をしながらポイントも獲得!

 

 クレジットカードによる積立投資サービス(以後、クレカ積立)が増えています。
 クレカ積立の大きな魅力は、積立額に応じてクレカポイントを獲得できることです。
 金融商品を毎月定額で継続的に購入する積立投資は、20代~30代の年齢層に特に注目されています。

 

1・投資信託について

 多くの投資家からの資金を、投資のプロであるファンドマネージャーが投資先や運用方針を決めて運用します。そして、上記で得られた成果を投資家の持ち分に応じて分配するものです。

 

《メリット》
①少額投資が可能
②プロに資産運用を任せることができる
③分散投資でリスクヘッジができる
④豊富な商品数
 少額から始められるので、初心者にもおすすめです。

 

《デメリット》
①元本割れリスクがある
②信託報酬などのコストがかかる

 

2・クレカ積立比較


 (1)クレカ積立のメリットとデメリット

 

《メリット》
①少額から始められる
②一度積立設定をすれば、定額・定期で自動購入できる
③ドルコスト平均法でリスクヘッジができる
④福利効果が得られて長期的な資産形成に役立つ
⑤投資に対してポイントが付与される
⑥NISA制度を利用できる

 

《デメリット》
①手数料・税金がかかる
②利益を得るまでに時間がかかる
③元本割れリスクがある
④ポイント付与率が変わる可能性がある
⑤積立投資は分割払いやリボ払いは利用できない

 

(2)NISA制度について

 

 クレカ積立で利用できるNISA制度について説明します。
 通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、売却益や配当に対して約20%の税金がかかります。
しかしNISA制度を利用すると、一定額の金融商品から得られた利益には税金がかかりません。
 なお、NISA制度には一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの3種類があります。
*NISA制度参考資料
【13】2022年「iDeCo制度改正」と2024年「新NISA」のポイント

3・クレカ積立の始め方

◎証券会社で証券口座を開設する
◎クレジットカードを登録する
◎投資信託を選んでクレカ積立の設定をする

 

(1)投資信託の選び方

①初心者や慎重派の方向け
 日経平均株価など、市場の代表的な指数に連動した投資効果を目指した、投資信託のインデックス運用をおすすめします。

②多少のリスクを受けてもリターンを得たい方向け
 上記の指数を上回る投資成果を目指すパッシブ運用をおすすめします。

 

(2)ポイント還元率比較も重要

 各社とも、ポイント還元率や各種サービスは異なります。よく精査して選んでください。

 

4・まとめ

 クレカ積立サービスを選ぶ際には、対象となる金融商品・自分のライフスタイルにあったクレジットカード・ポイント還元率という視点で選ぶのが良いです。
 なお注意点として、キャッシング代わりに繰り返し使うと、債務が増える恐れがあることには気を付けてください。
 一定の条件のもとに認められているクレカ積立ですが、金額設定には十分余裕をもつべきです。

【情報提供】

独立系FP事務所 セントラルパートナーズ代表

筒井博之さん

 

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「ファイナンシャル・プランナーに聞くお金の話」過去の話はこちらから

 

※このページの内容は2023年7月14日現在のものです。

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