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夏休みの下準備ーキッチンは「科学の実験室」

 GWが終わり、子どもたちの学習も本格的にスタートします。そのほか遠足など課外活動があり、気づけばあっという間に1学期が過ぎて、もうすぐ夏休みとなりかねません。夏休みといえば自由課題がつきもの。少し心づもりをしておくと、いざというときに慌てずに対応できると思います。

 

子どもは好奇心であふれている

 

 大人が料理をするのは生活のためです。メニューを決めて、持っている知識の中で料理を進めます。

 でも好奇心と探求心であふれている子どもにとって、料理をしている大人の姿は魔法使いのように見えているかもしれません。「どうすればそうなるの?やってみたい」という子どもの気持ちが、自由課題に繋がります。

 

身近にあるものを活用

 

 最近、スーパーでよく見かける”グミ“。実は、ゼラチンで作られています。ゼラチンと聞くと、”ゼリー“を思い出す人が多いと思いますが、どちらもゼラチンと砂糖、100%ジュースがあれば作ることができます。ゼラチンを多くすればグミに、少なくすればゼリーになるわけです。

 

お菓子も実はサイエンス

 

 いつも食べているものでも「どうやってできているか」を考えると、意外な発見があっておもしろいもの。分量を変えたりして実験のように工夫もでき、思うようにならなければもう一度やり直しもできます。科学者が何度も実験を重ねるように、親子でチャレンジしてみてはいかがでしょう。

 

作ってみよう

 

 グミを固める材料は「ゼラチン」です。ゼラチンといえば、ゼリー作りを思い浮かべる人もいるかもしれません。グミは、ゼラチンをいっぱい入れて作る、とても硬いゼリーなのです。ジュース・砂糖・ゼラチンの3つの材料だけでできるので、好きな味のジュースで、グミとゼリーを作ってみよう!そして、実験みたいに味や硬さを観察してくらべてみると、おもしろいですよ。

 

グミとゼリーの材料と作り方

●グミの材料

果汁100%ジュース……100ml

砂糖……30g

粉ゼラチン(クイックタイプ)※……15g

チョコレート用のシリコン型

 

●ゼリーの材料(2倍量や4倍量で作ると作りやすいよ)

果汁100%ジュース……100ml

砂糖……10g

粉ゼラチン(クイックタイプ)※……2・5g

ゼリー型やうつわ(写真は型に入れて固めてから取り出して盛りつけています。)

※粉ゼラチン(クイックタイプ)とは? 粉ゼラチンには2種類あります。今回使うのは、80℃くらいの液体(ここではジュース)に入れて混ぜると、すぐ溶けるタイプ。もう一つは、使う前に水でふやかす必要があるタイプですが、今回は使いません。クイックタイプは、スーパーで売っているので、パッケージの説明を読んで買ってね。

【作り方(グミもゼリーも同じ)】

①小鍋にジュースと砂糖を入れ、中火にかける。泡立て器でまぜて、砂糖を溶かす。

②ふつふつと泡が出てきたら火を止める。

③ゼラチンを入れ、すぐに泡立て器でまぜて完全に溶かす。

④型を水でぬらし、③を流し入れる。

⑤そのまましばらく置いておき、手でさわれるくらいに冷めたら、冷蔵庫に入れる。固まったらできあがり。

 

『おいしい!がわかる小学生からのお菓子の科学』
木村万紀子著(1800 円+ 税 柴田書店)


お菓子作りの中には、科学がいっぱい隠れています。
お菓子のレシピとともに、なぜこうして作るとおいしくできるのかが、学校で学ぶ『理科』と結びつけて、解説されています。「なぜ?」「どうして?」という気持ちは、心をワクワクさせてくれます。この“探求心” が、自由研究に繋がります。

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【取材協力】

 

 

木村万紀子さん

Manyoria int'l(マニョリアインターナショナル)代表 
サイエンスクッキング・プロデューサー
奈良女子大学で食物学を学び、辻調理師専門学校では調理科学の教鞭をとり、また料理本の執筆にも携わる。

 

※このページの内容は2026年5月8日現在のものです。

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