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ファイナンシャル・プランナーに聞くお金の話【14】知っておきたい医療・介護の基礎知識

 お金のプロであるファイナンシャル・プランナーに聞くお金の話。今回は医療や介護に必要なお金の話です。まずは基礎知識を押さえておきましょう。

 

 

他人ごとでない家族全体の問題

 

 医療というと高齢者をイメージする人が多いと思います。しかし病・事故は年代を問わず誰にでも起こりうることです。ただ、高齢者に多いのは確かですが。
 介護についても自分の介護はまだまだ先の事と思っていませんか?でも、親の介護がすぐそこまで来ている人や、すでに経験済みの方も多いのではないでしょうか。
 医療・介護の問題はあなただけでなく親や家族全体の問題です。他人ごとと思わず、誰もが知っておくべき事なのです。

 

我が国の社会保険制度

【目的】
 生活の中に潜むさまざまなリスク(病気・けが・介護・労働災害・失業など)に備える社会保障の一つです。民間の保険と異なり、一定要件に該当する人なら加入可能(利用しない手はありません!)

 

【種類】
◇医療保険(健康保険・国民健康保険)
◇年金保険(国民年金・厚生年金)
◇介護保険
◇労災保険
◇雇用保険

 

 などがあります。これらのうち、医療保険・介護保険の基礎をこれから何回かに分けてお話しさせていただきます。
 少し硬いイメージがありますが、知識はお金もうけ(笑)と思ってお付き合いください。

 

 

医療の制度とサービス

ステップ1.かかりつけ医
⇒元気なうちから近所の医療・診療所のかかりつけ医を見つけておく(とっても大事なことです。後の介護問題でも大活躍します)

 

ステップ2.一般病院(二次医療機関)
⇒詳しい検査や治療、入院・手術を伴う治療を行う。

 

ステップ3.大学病院など(三次医療機関)
⇒より高度な検査や専門的な治療を行う。

 

★いきなり大きな病院(200床以上)へ行っても受診できない。あるいは保険外の費用を別にとられます。まずはかかりつけ医に診てもらい、そこで紹介状を作ってもらう必要があります。

★紹介状がないと初診時に別途、初診時選定療養費が必要。

★大病院に患者が集中することによって、本来担うべき専門的な医療や高度な医療を十分に発揮できないといった課題が生じています。

 

 この特別な料金の徴収によって、大病院などの機能強化を図っていくことになります。
 かかりつけ医は地域医療の中核を担う病院や特定機能病院などと連携し、必要に応じ適切な医療機関を紹介します。かかりつけ医からの紹介であれば特別な料金(医療機関によっては10,000円以上)はかからないので、まずはかかりつけ医を持つことをおすすめします。

 

 いかがでしたか?これからもいろんな情報をお届けしていきますので引き続きご覧くださいね。ではまた。

※このページの内容は2023年2月10日現在のものです。

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